韓国製攻撃機の欧州上陸が確定、ポーランドがFA-50の本契約に署名

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ポーランドのブラスザック国防相は導入で韓国側と合意していたFA-50の契約に署名、これで韓国は宿願だったFA-50の欧州上陸を確定させた格好だ。

FA-50PLの正体はF-16Vの半値で、F-16Vと大差がない対地攻撃能力(+練習機としての能力)が手に入る機体

ポーランドのブラスザック国防相は7月にK2、K9、FA-50の取引に関する基本合意書(LOA)に署名して世界中から注目を集めたが、16日にFA-50 Block10×12機導入に関する7億ドルの契約と、FA-50 Block20に相当するFA-50PL×36機導入に関する23億ドルの契約に署名、これで韓国は宿願だったFA-50の欧州上陸を確定させた格好だ。

韓国製攻撃機の欧州上陸が確定、ポーランドがFA-50の本契約に署名

出典:Ministerstwo Obrony Narodowej

ポーランドメディアは契約の詳細について報じており、2つの契約には機体、訓練サポート、スペアパーツ、保守支援などが含まているが、FA-50が搭載する武器の調達、Block10→PLへのアップグレード、PGZが国内にFA-50の整備拠点を設置するための技術移転費用は含まれておらず別途契約を結ぶ必要があるらしい。

つまり7億ドルの契約と23億ドルの契約は純粋にFA-50 Block10×12機とFA-50PL×36機を取得するための費用という意味で、1機あたりの取得コストはFA-50 Block10が5,830万ドル、FA-50PLが6,380万ドルになり、1.2億ドル以上のF-16Vと比較すると確かに割安だ。

韓国製攻撃機の欧州上陸が確定、ポーランドがFA-50の本契約に署名

出典:한국항공우주산업

FA-50PLのベースとなるFA-50 Block20は窒化ガリウム技術で製造された韓国製レーダー、大型コックピット用ディスプレイ、電子戦システム、目標照準ポッド、新型の戦術データリンク、空対地巡航ミサイル(JSM、SOM、KEPD350-2、国産巡航ミサイルなどが統合候補に上がっている)、視界外空対空ミサイル、密着型増槽/CFT、空中給油能力などの統合が予定されており、ポーランド国防省の関係者は「FA-50PLの性能はF-16と大差がない」と説明している。

エンジン性能が異なるので「FA-50PLとF-16Vが同等の性能」と言いたいのではなく、恐らく「統合される誘導兵器の種類が飛躍的に増えるため対地攻撃能力の面でF-16Vに近い」という意味だろう。

韓国製攻撃機の欧州上陸が確定、ポーランドがFA-50の本契約に署名

出典:Lockheed Martin F-16V

Block10とPLの取得コストの差を考慮するとFA-50PLの機体価格は4,000万ドル前後、コモディティ化されたF-16Vの機体価格は約5,490万ドルなので両者の価格差は約1,500万ドルだが、訓練サポート、スペアパーツ、保守支援にかかるコストが安価なので圧倒的に取得コストが安く、FA-50PLの正体は「F-16Vの半値でF-16Vと大差がない対地攻撃能力(+練習機としての能力)が手に入る機体」といったところなのかもしれない。

因みにFA-50 Block10の初号機は2023年後半に、FA-50PLの初号機は2025年に引き渡される予定だとポーランドメディアは紹介している。

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※アイキャッチ画像の出典:Ministerstwo Obrony Narodowej

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