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韓国航空宇宙産業(KAI)は21日、京畿道のイルサンで開幕したDX KOREA2022で軍用輸送機「MC-X」と艦載戦闘機「KF-21N」の縮小モデルを公開した。
MC-Xは川崎のC-2とエンブラエルのC-390/KC-390の中間に相当するサイズか
公開されたMC-X(以前はKC-Xと呼ばれていた)の基本スペックは全長40.3m、全幅40.1m、全高13.5m、最大離陸重量92トン、最大積載量30トン、ターボファンエンジン(30,000ポンド)×2基搭載、最高速度M0.75、航続距離7,000km以上、空中給油対応、自動貨物搭載システムや自己防衛防衛システムの搭載で、川崎のC-2とエンブラエルのC-390/KC-390の中間に相当するサイズだ。
DX KOREA2022でMC-Xの開発に関する新情報はないが、これまで説明を踏襲すればMC-Xはまず韓国空軍向けの軍用輸送機として開発され、次にMC-Xのプラットホームを活用して韓国空軍向けの特殊任務機、海軍/海洋警察向けの哨戒機、民需用の旅客モデルを開発、最後に内需の運用実績を引っさげてMC-Xの海外輸出に乗り出す計画らしい。
総開発費用は3兆ウォン=約3,000億円、国内需要100機(空軍向けの輸送機40機+空軍/海軍/海洋警察向けの特殊任務機や哨戒機60機)+海外需要100機以上(世界の輸送機シェア約15%を獲得した場合の数値)、1機あたりの調達コストは900億ウォン=約92億円以内に収める予定で「2033年頃に空軍向けMC-Xの量産を開始する」とKAIは説明している。
さらにDX KOREA2022ではKF-21の艦載機バージョン「KF-21N」の縮小モデルも公開しているが、韓国軍がKF-21Nの開発を決定したというい意味ではない。
ただ尹政権は2023年度予算から軽空母関連の予算を削除(軽空母計画を中止するのかは決まっていない)してF-35A優先の方針を示したため、韓国海軍は「もしKF-21の艦載機バージョンが開発されれば軽空母よりも大型の空母を検討する」と述べ注目を集めているが、これも正式な方針ではないので注意が必要だ。
他にもハンファディフェンス(現在は親会社に吸収されハンファと表記するのが正解)が次世代歩兵戦闘車を、大韓航空の航空宇宙部門が国防科学研究所(ADD)から受注しているKUS-LWやステルス無人偵察機を、LIG Nex1は誘導弾を搭載した大型ドローンを公開して注目を集めている。
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※アイキャッチ画像の出典:KAI MC-X
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