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韓国のFA-50にPhantom StrikeとAIM-120Cの統合を米国政府が承認したと報じられており、2025年に完成予定のFA-50 Block20の能力は大幅に向上する見込みだ。
AIM-120Cの統合と合わせるとFA-50 Block20は攻撃機ではなく戦闘機化もしくはマルチロール機化したと言って良いだろう
韓国航空宇宙産業(KAI)が発表していたFA-50 Block20には韓国製レーダー、大型コックピット用ディスプレイ、電子戦システム、目標照準ポッド、新型の戦術データリンク、空対地巡航ミサイル、視界外空対空ミサイル、密着型増槽/CFT、空中給油能力などの統合が予定されていたが、米国政府がFA-50へのPhantom StrikeとAIM-120Cの統合を承認したらしい。
レイセオンが開発したPhantom StrikeはT-7A、FA-50、F-5、ヘリ、UAVなど軽量で小型な航空機機向けのAESAレーダーで、最大の特徴は嵩張る冷却装置が不要=空冷式を実現している点だ。
詳細なスペックは明かされていないもののPhantom Strikeの重量とコストは最新のAESAレーダーの約半分で、レイセオンの関係者は「小型のPhantom Strike(重量45kg)でも目標の検出範囲はF-16と同等、中型のPhantom StrikeならF-16よりも優れている」とジェーンズに明かしている。
F-16Vに搭載されているAPG-83と比較しての話なのか、F-16C/Dに搭載されているAN/APG-68と比較しての話なのか不明だが、仮に後者だったとしても現行のEL/M-2032よりも優れており、AIM-120Cの統合と合わせるとFA-50 Block20は攻撃機ではなく戦闘機化もしくはマルチロール機化したと言って良いだろう。
ポーランドが韓国から導入するFA-50PLはBlock20ベースなので「Phantom StrikeとAIM-120Cの統合」が導入の決め手になった可能性が高く、韓国メディアは「ナド国防相が率いるスロバキアの視察団がチャーター機を仕立ててまでDX KOREA2022に訪れたのは、大幅に性能が向上するFA-50に関心を示したためだ」と報じており、スロバキア空軍のL-39更新プログラムに提案中のFA-50は採用に向けて追い風が吹いているのかもしれない。
因みにスロバキアは旧式化した訓練機L-39CM/ZAMの更新を予定しており、チェコのアエロ・ヴォドホディが開発したL-39ベースの新型機L-39NGを選択する可能性が高いと予想されているが、KAIは現地の国営企業LOTNと共同でFA-50を提案(10機導入で約5億ドル)している。
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※アイキャッチ画像の出典:KAI
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