ヘルソン市に留まった現地住民、ロシア人がやったことは民族浄化だった

By | November 15, 2022


露国営メディアは「ウクライナ軍が戻ってきたヘルソン州のドニエプル川右岸地域で住民への弾圧を開始した」と報じているが、ヘルソン市に留まった現地住民は「ロシア人がヘルソンでやったことは民族浄化だった」と証言している。

匙加減を間違えれば国民間の対立に繋がってロシア側に付け込まれるかもしれない

露国営メディアは「ウクライナ軍が戻ってきたヘルソン州のドニエプル川右岸地域で住民への弾圧を開始した。ロシア当局に協力した現地住民を処罰するつもりだ」と報じており、ブチャやイジュームと同じようにロシア軍の残忍な犯罪を捏造して我々を挑発する可能性が高いと予測しているが、左岸への避難を拒否してヘルソン市に留まった現地住民は「ロシア人がヘルソンでやったことは民族浄化だった」と証言している。

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出典:Минобороны России

ワシントン・ポスト紙の報道を要約すると、ヘルソン市に留まった現地住民は占領者と解放者の違いについて「街に乗り込んできたロシア軍の銃口は住民に向けられていたが、街に戻ってきたウクライナ軍の銃口は上空に向けられていた。これが全てだ」と明かし、自らを解放者だと名乗ったロシア軍がヘルソンで行ったのは「ロシア人への強制的な同化=民族浄化」だと訴えている。

ヘルソン市や周辺自治体の住民の中には進駐してきたロシア軍の占領政策に協力する者もいたが、これを拒否する住民=親ウクライナ派の住民も多く存在していたため国歌やウクライナ語の禁止、ロシア語による学校教育の強制、ルーブル支払いの強要、親ロシアが制作したニュース番組の放送、ロシア語新聞の発行など文化・経済面からロシアへの同化を迫ったらしい。

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出典:PRESIDENT OF UKRAINE

しかし解放者だと自称したロシア軍兵士は住民に不当な暴力を振るい、逆にウクライナ軍はピンポインでロシア軍の兵站を攻撃して街への被害を最小限に抑えたため「親ウクライナ派はロシアになびかず同化の試みは失敗した」とヘルソン市に残った住民は証言しているが、ウクライナ軍の脅威が迫りロシア軍が避難を促すと少なくない住民がドニエプル川左岸に渡ったのも事実だ。

ウクライナでは侵攻初期から裏切り者に関する情報収集が行われており、ヘルソン州は登録された裏切り者が最も多い地域(14日時点で102人/ウクライナ全体では966人)で、ロシア当局の特定組織に参加・協力した者、機密情報をロシア当局に明かした者、破壊活動に手を貸した者、ウクライナの主権を否定してロシアの主張を支持する者、占領行政に加担した者、違法な選挙・住民投票に参加を呼びかけた者、ロシアのプロパガンダを広めるのに手を貸した者、宣誓に違反した者などが裏切り者に該当する。

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出典:Кирилл Стремоусов

ロシア当局に進んで協力した人物は仕方ないとしても、生きていくため「ヘルソンは永遠にロシアだ」という主張を現実的に受け入れざるを得なかった人々も一定数いた可能性が高く、匙加減を間違えれば国民間の対立に繋がってロシア側に付け込まれるかもしれない。

かと言って、ロシア当局に協力した者を処罰なく野放しにすればロシア軍と戦い命を落とした兵士が浮かばれないため非常に難しい問題だ。

因みにロシア当局に協力する裏切り者は占領地域だけでなく「国内=ウクライナ軍支配地域」にも潜んでおり、有名どころで言えばモトール・シーチのボフスライェウ総裁と同社の幹部はロシア軍のウクライナ侵攻を手助けするためウクライナ軍保有のヘリを飛行できないよう勝手に解体したり、軍用ヘリに使用されるエンジンを第三国経由でロシアに届けるなどロシア当局に協力した罪で拘束され、ウクライナ保安庁の元将軍も機密情報をロシアに売って侵攻直前に海外へ逃亡(セルビアで拘束)している。

ロシア軍の占領政策に協力した裏切り者、反撃が始まると真っ先にロシアへ逃亡

 

※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE



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