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AP通信は米国当局者の話を引用して「ポーランド領プシェボドゥフに着弾したミサイルはウクライナ軍がロシアのミサイルを迎撃するため発射した迎撃弾だ」と報じており、ポーランドが「どこから発射されたものか分からない」と誤魔化すのも限界だ。
仮にウクライナ側の主張が正しいなら「ロシア軍のS-300がベラルーシからポーランドに向けて発射された」ということになるが、、、
ポーランド領プシェボドゥフに着弾したミサイルについてロシア国防省は「状況を深刻化させるための意図的な挑発だ」と関与を否定、ロシア側の専門家も「ウクライナ軍の使用するS-300の迎撃弾がポーランド領プシェボドゥフに着弾した可能性が高い」と主張、これに反応してゼレンスキー大統領は「ロシアのミサイルがポーランドを攻撃した」と発表、クレバ外相も「ロシアの陰謀論を信じるな、この教訓はMH17撃墜事件でとっくに学んでいるはずだ」と訴えていた。
Russia now promotes a conspiracy theory that it was allegedly a missile of Ukrainian air defense that fell on the Polish theory. Which is not true. No one should buy Russian propaganda or amplify its messages. This lesson should have been long learnt since the downing of #MH17.
— Dmytro Kuleba (@DmytroKuleba) November 15, 2022
しかし発見された残骸は「S-300で使用される迎撃弾5V55の48D6モーターの残骸だ」と指摘する声が多く、バイデン大統領も「あの軌道を考えるとロシアから発射された可能性は低い」と明かし、2発着弾したと言われている2発目の爆発現場や残骸の報告が今のところ見つかっておらず、ポーランド外務省がロシア大使召喚を発表したプレスリリースにも「複数の着弾数」について言及がない。
さらにポーランド外務省もドゥダ大統領も「着弾したミサイルがロシア製だった」としか明かしておらず、誰が発射したのかについてはポーランドも米国も口を閉ざしている点が奇妙だったが、AP通信は米国当局者の話を引用して「初期調査の結果、ポーランド領プシェボドゥフに着弾したミサイルはウクライナ軍がロシアのミサイルを迎撃するため発射した迎撃弾だ」と報じており、これまでに確認された情報はロシア側の主張を裏付けるものばかりだ。
極めつけはエストニアのペヴクル国防相も「ポーランドに着弾したミサイルは地対空ミサイル(S-300)だった可能性があり、ミサイルの軌道や射程を考慮するとロシア領内から発射されたものではない」と明かし、ポーランド当局はミサイルの飛翔経路を追尾したNATOのデータと照合すれば詳しいことが判明すると述べているため、仮にウクライナ側の主張が正しいなら「S-300の迎撃弾はベラルーシとウクライナの国境付近からポーランドに向けて発射された」ということになる。
今のところゼレンスキー大統領もクレバ外相も発言を修正しておらず、ポーランド当局の調査結果も発表されていないので何とも言えない。
ただ状況的にはポーランド領プシェボドゥフに着弾したミサイルの数は2発ではなく1発で、ロシア製のS-300が使用する迎撃弾5V55が運悪くトラクター付近に直撃してポーランド市民2人が死亡、仮に5V55ならロシア領から発射された可能性は低く、NATOのデータと照合してベラルーシ発射が否定されれば「ウクライナ軍のS-300が発射したもの」となり、当然当事国の上層部は既に状況を把握しているはずだ。
果たして誰が本当のことを言っていて誰が嘘をついているのか、このままポーランド当局が「どこから発射されたものか分からない」と誤魔化し続けるのも流石に限界だろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Командування Повітряних Сил ЗСУ
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