ロシア海軍はクリミアにあるセバストポリ港の安全確保が困難なため黒海艦隊の一部をロシア領のノヴォロシースク港に避難させている」と推測されているが、ウクライナ軍が自爆型無人水上艇でノヴォロシースクを攻撃したと報じられている。

ノヴォロシースク港までウクライナ軍の自爆型USVが彷徨いているとなると黒海艦隊の行動は制限を受ける

クリミア半島のセバストポリはウクライナ軍支配地域から250km以上も離れているため安全だと考えられいたが、今年7月下旬頃から何らかの飛行物体がセバストポリを含むクリミア上空に何度も侵入、黒海艦隊司令部も白昼に無人機の襲撃を受けて海軍記念日を台無しにされたが、9月頃になると謎の無人水上艇（USV）がクリミア近海に出没し始め、10月にはセバストポリ港に停泊していた黒海艦隊の艦艇に謎のUSVが自爆攻撃をしかけ3隻が損傷（未確認）したと言われている。

Russian media publish footage of a naval drone strike on the Sheskharis oil harbor in Novorossiysk pic.twitter.com/bPsT60ADqN

— ТРУХА⚡️English (@TpyxaNews) November 18, 2022

Russian media “Mash” showed footage of tonight’s strike of a Ukrainian naval drone on the Sheskharis oil harbor in Novorossiysk.

Explosion was at the eighth berth in “Tsemess Bay”.
Earlier Russian company Transneft, which owns the berth, stated there was no explosion 😑 pic.twitter.com/KCfYvXYpW5

— Special Kherson Cat 🐈🇺🇦 (@bayraktar_1love) November 18, 2022

ウクライナは11月に謎のUSVを公開、フェドロフ副首相兼デジタル化担当相は正式に「資金調達プラットホームUnited24を通じて自爆型USV（1隻の価格は約25万ドル）を100隻調達している」と明かしていたが、ウクライナ軍が自爆型無人水上艇でノヴォロシースクを攻撃したと報じられており、爆発シーンを収めた動画がSNS上に出回っているので何からの攻撃が行われたのは確実だ。

今のところ攻撃に関する詳細な情報はないが、ノヴォロシースク港までウクライナ軍の自爆型USVが彷徨いているとなると黒海艦隊の行動は制限を受けるため、ロシア海軍にとっては非常に厄介な事態だと言えるだろう。

Ukraine is creating the world’s first Fleet of Naval Drones — so, we are launching our biggest fundraiser yet🔥It will protect the🇺🇦waters, prevent cities from being struck by missiles, and also help unlock corridors for civilian ships that transport grain. #FleetOfNavalDrones pic.twitter.com/9V07vqZXkl

— U24 (@U24_gov_ua) November 11, 2022

もし自爆型USVの数が増えて黒海を徘徊し始めると黒海海上からの巡航ミサイル発射はキロ級潜水艦に依存することなり戦闘効率が落ちることになる。

露海軍記念日が台無し、ウクライナ軍が黒海艦隊司令部を無人機で攻撃か
セバストポリの黒海艦隊司令部に無人機が命中、ロシア軍は白昼の攻撃阻止に失敗
セバストポリでは4日間連続で防空システムが作動、市内にはサイレンが鳴り響く
クリミアで発見された謎のUSV、ウクライナに提供された無人沿岸防衛艦？

※アイキャッチ画像の出典：UNITED24