英国防省、ザポリージャ州での反撃を警戒してロシア軍が防衛ラインを強化

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英国防省は「ロシア軍がザポリージャ州での反撃を警戒してヴァシリウカ~オレホボ間の防衛ラインを強化している」と明かしており、ロシア軍は「ウクライナ軍が最短コースでメリトポリ方面に南下してくる」と予想しているのだろう。

最短でクリミアとヘルソン州の接続部をHIMARSの射程圏に納めるオレホボ周辺からの南下が最も犠牲に見合う

英国防省は戦況報告の中で「ロシア軍はルハンシク州とザポリージャ州でウクライナ軍が攻勢にでる可能性を危惧、ザポリージャ州に相当量の兵力を保持しながらヴァシリウカ~オレホボ間の防衛ラインを強化している」と指摘している。

英国防省、ザポリージャ州での反撃を警戒してロシア軍が防衛ラインを強化

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

これまでロシア軍はメリトポリとトクマクの郊外、トクマク~ヴァシリウカ間に「龍の歯」と呼ばれる防御施設を建設済みで、クリミア経由で新たな装備をメリトポリ方面に運び入れているため、英国防省の指摘通りヴァシリウカ~オレホボ間の防衛ラインを強化しているなら、ロシア軍は「ウクライナ軍がオレホボ周辺から最短コースでメリトポリ方面に南下してくる」と予想している可能性が高い。

ドネツク~ポロヒーの間で特に防御施設が建設されたという報告は無いが、変化のない時間を過ごした当該地域は「両軍が相当量の地雷を埋設している」と見られているため、ザポリージャ州でウクライナ軍が攻勢に出るなら「最短でクリミアとヘルソン州の接続部をHIMARSの射程圏に納めるオレホボ周辺からの南下が最も犠牲に見合う」と思われるものの、当該地域の戦力密度はハルキウ州のようにスカスカではないので数日でメリトポリが陥落するような戦いにはならないだろう。

英国防省、ザポリージャ州での反撃を警戒してロシア軍が防衛ラインを強化

出典:Сухопутні війська ЗС України

因みにウクライナのマリャル国防次官は8日「ロシア軍はドネツク州の行政境界線に到達するため相当な力を投入しておりソレダルの状況は非常に厳しい」と明かしたが、どのように厳しいのか触れていないため「ソレダルの状況」は依然として良くわからない。

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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

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