米戦争研究所、ロシア軍はソレダル西郊外からウクライナ軍を追い出した

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米国の戦争研究所は「入手可能な全ての証拠はソレダルでの組織的な防衛が維持できていないことを示している」と指摘し、ロシア軍はソレダル西郊外からウクライナ軍を追い出した可能性が高いと発表した。

戦争研究所はソレダルを占領されても「差し迫ったバフムート包囲の兆候はない」と見ているが、バフムート郊外の状況も良いと言えない

戦争研究所(ISW)は12日に発表した報告書の中で「確認されたジオロケーション映像を見る限り、ロシア軍はソレダル西郊外からウクライナ軍を追い出した可能性が高い。入手可能な全ての証拠はソレダルでの組織的な防衛が維持できていないことを示しており、ゼレンスキー大統領が言及した『ソレダルの陣地を維持している』とは『ソレダル市内』ではなく『郊外近くの陣地』を意味している可能性が高い」と言及、管理人が確認した視覚的な証拠ⒶⒷⒸⒹⒺⒻⒼも「ソレダル西郊外」に集中している。

米戦争研究所、ロシア軍はソレダル西郊外からウクライナ軍を追い出した

出典:GoogleMap バフムート・ソレダル方面の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ソレダル中心部のⒽⒾⒿで確認された視覚的証拠の内、比較的新しいⒿはワグナーの兵士が住宅地の中を闊歩しているため「中心部の制圧は完了している」と解釈するのが妥当で、ウクライナ軍陣地と思われる視覚的証拠はソレダル西郊外=①で確認されているため「ソレダルの大部分をロシア軍に奪われた」と断言してもいい時期だろう。

さらにロシア側の情報源は「ソレダルの北西部分にもワグナーが入った」「ロシア軍がヴァイセルを制圧した」と主張しているが、これに関して視覚的な確認が取れていないの何とも言えないが、現在のロシア軍(ワグナー)の勢いを考えると可能性は0ではない。

米戦争研究所、ロシア軍はソレダル西郊外からウクライナ軍を追い出した

出典:ZOKA Ⓙを闊歩するワグナーの兵士

さらにバフムートでも新たな方向からロシア軍の攻撃が行われており、ピドロドネの南西方向から侵入したロシア軍とウクライナ軍がⓀで交戦しているのを視覚的に確認、バフムートの南でもⓁⓂにロシア軍が到達しているのが確認されているため「オプトネはほぼロシア軍に抑えられた」と判断すべきだ。

バフムートへの接近を阻んできた東や南の拠点はロシア軍に制圧されてしまったため、今後バフムートに対する攻撃は更に激しさが増す可能性が高く、ソレダルの残り区画を突破されるとスラビャンスク方面と接続するM03方向に回り込まれる可能性もあるので同地を巡る戦いはクライマックスを迎えている。

米戦争研究所、ロシア軍はソレダル西郊外からウクライナ軍を追い出した

出典:GoogleMap バフムート方面の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ポパスナ、トシキフカ、セベロドネツクが陥落すると「リシチャンシク」があっという間に包囲されたことがあるので、ウクライナ軍はソレダル(の残り部分)とクリシェイフカを維持しながらバフムートを防衛する必要がある。

追記:ロシア国防省は正式に「ソレダル占領」を発表、さらに「ソレダルを確保したことでバフムートの兵站を遮断して包囲することが可能になった」と主張している。

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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

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