遂に実現? スウェーデンが19日にアーチャーのウクライナ提供を発表か

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スウェーデンのクリステション首相は「自走砲(アーチャー)をウクライナに提供するため調整を進めている」と述べていたが、複数の現地メディアが「政府は19日にアーチャーのウクライナ提供を発表するつもりだ」と報じている。

これまで何度もウクライナ提供が噂されてきたアーチャー、今度こそ本当に提供される可能性が高い

スウェーデンとノルウェーが共同開発した自走砲「Archer(アーチャー)」は装輪式にも関わらず自動装填装置付きの砲塔を備えているため、全ての操作を車内から遠隔出来る=射撃の度に兵士が車輌から降車する必要がなく、さらに専用の補給トレーラーから約8分で砲弾21発と装薬を補給することもでき、恐らく調達可能な装輪式の155mm自走砲の中で最も性能が優れており、これまで何度もウクライナ提供が噂されてきたものの実現してこなかった。

遂に実現? スウェーデンが19日にアーチャーのウクライナ提供を発表か

出典:European People’s Party/CC BY 2.0 クリステション首相

しかしクリステション首相が「自走砲(アーチャー)をウクライナに提供するため調整を進めている」と述べたため「今度こそ実現するのではないか」と期待されていたが、政府のウェブサイトに公開された19日の閣議議題に「アーチャーをウクライナに提供するための任務を軍に指示する」と記述されていたため、複数の現地メディアが「政府は19日にアーチャーのウクライナ提供を発表するつもりだ」と報じている。

因みにクリステション首相はアーチャーをウクライナに提供してこなかった理由について「ウクライナの支援要請リストにアーチャーがなかったため」と明かしており、恐らくアーチャーは西側諸国が提供する装備品の中でも「最高に複雑でメンテナンスに手間がかかる=兵站と保守が機能しないと能力を持続的に発揮させるのが難しいという意味」ため敬遠されていたのかもしれない。

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ただ自動装填装置を採用したPzH2000をウクライナ軍は既に運用しているため、満を持してアーチャー提供をスウェーデンに要請したのかもしれない。

因みにArcherがロシア軍との戦いに参戦すると「英陸軍の次期自走砲で競合(Archer、Caesar、RCH155)するK9A2だけ実戦経験がない(厳密にいえば延坪島砲撃事件で実戦を経験している)」という状態になり、RCH155もウクライナ提供が2025年前半になると見込まれているので「戦いに間に合わなければ英陸軍の選考で不利になる」という話もあり得る。

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※アイキャッチ画像の出典:Ibaril / CC BY-SA 3.0

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