エストニアが過去最大のウクライナ支援を発表、FH70やD-30などを提供

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エストニアは過去最大となる1.13億ユーロのウクライナ向け軍事支援を19日に発表、これで同国のウクライナに対する軍事支援の総額は3.7億ユーロ/約500億円=GDP1.0%を越えたと報じられている。

民主主義を守るための代償として我々はユーロを支払うが、ウクライナは命で代償を支払っている

エストニアのペフクル国防相が提出した1.13億ユーロのウクライナ向け軍事支援について国営メディアは「数十門の155mm榴弾砲と122mm榴弾砲、迫撃砲、これを牽引するため車輌、100発以上のカールグスタフ、数千発の砲弾が含まれる」と報じており、このパッケージに含まれる155mm榴弾砲は「FH70」で122mm榴弾砲は「D-30」である可能性が高い。

エストニアが過去最大のウクライナ支援を発表、FH70やD-30などを提供

出典:Mil.ru / CC BY 4.0

ペフクル国防相は「ウクライナに提供する榴弾砲が引き起こす戦力低下は直ぐに新しい戦力でカバーされる」と述べており、恐らく韓国から追加調達を進めているK9によってカバーされるのだろう。

フィンランドとエストニアは自走砲の導入コストを削減するためK9の共同調達で合意し、2018年にエストニアは12輌のK9(韓国陸軍が使用済みの中古K9)を4,600万ユーロで発注、2019年と2021年に契約オプションを行使して6輌づつ計12輌を追加調達していたが、エストニア国防省は「K9を追加調達するための契約を韓国側と締結した。新たに取得する12輌のK9は2026年までに引き渡される」と14日に発表しており、3度目となる追加調達の実行でエストニア陸軍が保有するK9は24輌から36輌に増加する予定だ。

エストニアが過去最大のウクライナ支援を発表、FH70やD-30などを提供

出典:Estonian Ministry of Defence

エストニアのカヤ・カッラス首相はウクライナ向け軍事支援の発表に合わせて声明を発表、この中で「我々は悪が勝利して大国が小国を飲み込むとどうなるのか辛い歴史の中で知っている。ウクライナがロシアに負ければ他の国の自由も脅かされることになる。我々はウクライナの独立を守る戦いを支援することでエストニアを含む全ての国の自由と民主主義を守る」と述べ、他の民主主義国家に対しても「備蓄を見直し産業界の生産活動を加速させる必要がある」と訴えた。

因みに首相は「ロシアのウクライナに対する戦争には民主主義陣営にも代償が伴う」と付け加えており、我々は代償としてユーロを支払うが「ウクライナは命で代償を支払っている」と述べているのが印象深い。

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※アイキャッチ画像の出典:Italian Army / CC BY 2.5

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