米政府、武器の準備が整うまで攻勢を控えるようウクライナに助言

[ad_1]

ロイターは20日「米政府高官が兵器の供給と訓練が終わるまで大規模な攻撃を控えるようウクライナに助言している」と報じており、レズニコフ国防相は「ウクライナ人に対するレオパルト2の訓練が可能になった」と明かしている。

レオパルト2を保有する国々によるウクライナ人の訓練機会を得た、我々はここからスタートして次のステップに進む

米国は25億ドル相当のウクライナ支援パッケージを19日に発表、ブラッドレー歩兵戦闘車、25mm弾薬、TOW、ストライカー装甲車、クーガー装甲車、HMMWV、アベンジャー、155mm砲弾、エクスカリバー砲弾、105mm砲弾、120mm迫撃砲弾、HIMARS向け弾薬、NASAMS向け弾薬、AGM-88HARMといった装備や弾薬を提供するものの、特にブラッドレーやストライカーといった新しい装備は訓練が必要になる。

国防総省はウクライナ人に対するブラッドレーの訓練について「数ヶ月ではなく数週間だ」と述べているが、ウクライナ軍は新たにチャレンジャー2、AMX-10RC、マルダー、CV90、ストライカー、AS90、アーチャーといった装備の訓練も受けなければならず、国内に保守体制も構築する必要があるため「戦力として機能させるには時間がかかる」と予想され、米政府高官も「兵器の供給と訓練が終わるまでロシア軍に対する大規模な攻撃を控えろ」とウクライナ側に助言しているらしい。

さらに興味深いのはレズニコフ国防相が「戦車提供に向けて突破口を開いた」と述べている点で、まだレオパルト2提供の合意には至っていないものの「これを保有する国々がウクライナ人に訓練を開始する機会を得た。我々はここからスタートして次のステップに進む」と説明しており、提供開始と同時に運用が行えるよう準備だけは進めておくのだろう。

米政府、武器の準備が整うまで攻勢を控えるようウクライナに助言

出典:GoogleMap ザポリージャ州の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

因みにロシア軍はザポリージャ方面で攻勢に出たという報告があり「オレホボに向かうためロシア軍が周辺拠点を複数占領した」という噂もあるが、視覚的な証拠はないので今のところ様子見だ。

激しさを増すバフムートを巡る戦い、ウクライナ軍も毎日3桁台の兵士を失う
ウクライナへの戦車提供に関する合意形成、これを阻止したのは誰?
ポーランド、ドイツが反対してもレオパルト2提供に踏み切る可能性を言及
ドイツ国防相、ラムシュタイン会議でレオパルト2提供は合意できなかった

 

※アイキャッチ画像の出典:US Army photo by Capt. Cody Gallo

[ad_2]

Source link