米国務省、豪州に最大220発のトマホークを売却する可能性を承認

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米国務省は16日「オーストラリアに対外有償軍事援助で最大20発のトマホークBlockIVと最大200発のトマホークBlockVを売却する可能性を承認した」と発表、取得するトマホークはホバート級駆逐艦での運用が予定されている。

噂されていたコリンズ級潜水艦へのトマホーク統合と関連があるのかは不明だ

オーストラリア海軍はバージニア級原潜を取得する2030年代までコリンズ級潜水艦の運用を続けるため、ディーゼルエンジンを含む推進システム全体の交換、冷却能力のアップグレード、非貫通式潜望鏡への変更などを含む大掛かりなアップグレード(Life of Type Extension=LOTE)を計画しており、コリンズ級潜水艦へのトマホーク統合も検討していたが、米国務省は「オーストラリアに対外有償軍事援助(FMS)で最大20発のトマホークBlockIVと最大200発のトマホークBlockVを売却する可能性を承認した」と発表した。

米国務省、豪州に最大220発のトマホークを売却する可能性を承認

出典:Nick-D / CC BY-SA 4.0 オーストラリア海軍 ホバート級駆逐艦

米国がオーストラリアに売却の可能性を承認したのは最大20発のトマホークBlockIVと最大200発のトマホークBlockVで、スペアパーツ、トレーニング、メンテナンスなど関連機器やサポートなど含む契約額は最大8億9,500万ドルだと通知している。

今回のトマホーク導入は「ホバート級駆逐艦(恐らくハンター級フリゲートも含まれる)に配備することを前提している」と報じられており、コリンズ級潜水艦へのトマホーク統合と関連があるのかは不明だ。

米国務省、豪州に最大220発のトマホークを売却する可能性を承認

出典:Royal Australian Navy

因みに潜水艦発射タイプのトマホークは垂直発射に対応したCLSキャニスタータイプ(米海軍の原潜が採用)と魚雷発射管に対応したTTLキャニスタータイプ(英海軍の原潜が採用)があり、英海軍の調達は終了しているためオーストラリアは「レイセオンが再生産ラインに応じるかが問題だ」と指摘している。

追記:繰り返しになるが米国務省の通知は「最大220発のトマホークをオーストラリアに売却できる」という可能性に過ぎず、議会が反対しなければオーストラリアは最大220発の枠内でレイセオンと正式な交渉を開始するため、まだトマホーク導入も、導入数量も、契約額も確定した訳では無く、日本が導入すると発表しているトマホークの買収はまだ米国務省が承認前の段階だ。

豪海軍、アップグレードを行うコリンズ級潜水艦にトマホーク統合を検討

 

※アイキャッチ画像の出典:U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Jonathan Sunderman/Released

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