ポーランド首相、米国の介入があれば韓国はウクライナへの武器供給に応じる

[ad_1]

ポーランドのモラヴィエツキ首相は「バイデン大統領の介入があれば韓国はウクライナへの武器・弾薬供給に応じるだろう」と述べ、ニューヨーク・タイムズ紙は「韓国が保有する155mm砲弾をウクライナは必要としている」と報じている。

ポーランドは「ウクライナへの移転」を前提にした武器・弾薬の購入を韓国に要請している可能性が高い

ニューヨーク・タイムズ紙の取材に応じたモラヴィエツキ首相は「韓国側とウクライナへの武器供給について話し合ったが、彼は中国やロシアの反発を恐れており、バイデン大統領の直接介入がなければウクライナに提供する武器や弾薬を韓国から調達するのは難しいと感じた。砲弾備蓄が豊富なロシア軍はウクライナ軍を上回る量の砲弾を発射しているので、大量の砲弾備蓄をもつ韓国からの供給は非常に有用だ」と述べ、この問題にバイデン大統領が介入してくれれば「韓国はウクライナへの供給に応じるだろう」と付け加えている。

同時にモラヴィエツキ首相は「韓国側の承認なしに購入した武器や弾薬をウクライナに移転することは絶対にない」とも述べており、ポーランドは「ウクライナへの移転」を前提にした武器・弾薬の購入を韓国に要請している可能性が非常に高いが、これにバイデン大統領が応じるとは思えない。

韓国は米国が要請した155mm砲弾の輸出に応えて計60万発、ポーランドと締結したK9の契約(155mm砲弾10万発が含まれる)とは別に33万発の供給に応じている可能性が高く、ポーランドがウクライナに提供した自走砲KRABについても「韓国が供給する『K9の車体』は兵器システムに関わらない部分なので(交戦国に武器を提供しない)基本的な立場に変更はない」という強引な解釈で乗り切っており、このラインを尹政権が変更するとは考えにくい。

ポーランド首相、米国の介入があれば韓国はウクライナへの武器供給に応じる

出典:Sejm RP / CC BY 2.0

さらにバイデン政権も「(ウクライナへの武器支援は)主権に関わるので各国が独自に判断すべき問題だ=どの国も政治的な都合があるので強制するつもりはないという意味」と述べており、モラヴィエツキ首相の発言は「米国の圧力で韓国の政治的立場を変更させて欲しい」とも聞こえるため韓国人からすれば面白くないだろう。

韓国軍にはウクライナが最も欲している砲兵装備や弾薬を大量に保有(西側陣営最大)しているため「これをウクライナに供給できれば、、」と考える気持ちは理解できるものの、スタンドプレーをやり過ぎるとレオパルト2提供時の二の舞いになるので気をつけなければならない。

ポーランド首相、米国の介入があれば韓国はウクライナへの武器供給に応じる

出典:Денис Шмигаль Прем‘єр-міністр України

ポーランドの政府高官は過去、ウクライナへのレオパルト2提供の過程で「未承認移転=ドイツの承認になしにレオパルト2をウクライナに提供するかもしれない」と言及、この高官の言及は世論的に高い評価を受けたが、米国では「国際的な武器取引のルール=最終使用者の変更手続きをポーランドは無視する」と受け取られてしまい、今後の武器購入に影響がでることを懸念したポーランド政府は「承認なしの移転は絶対に行わない」と繰り返し強調するのが定番化している。

つまりモラヴィエツキ首相が「韓国側の承認なしに移転を絶対にしない」と言及したのは「ポーランドは国際的な武器取引のルールを遵守する」とアピールしているのだ。

韓国政府がKRABのウクライナ輸出承認、初めて対ロシア戦への武器供給を認める
韓国メディア、ポーランドへ155mm砲弾33万発を輸出するのは事実
NATOが韓国の砲弾増産を歓迎、我々はウクライナ支援を継続できる
韓国は戦争を傍観する存在ではない、155mm砲弾50万発の米国輸出に応じる
韓国、ウクライナ支援として155mm砲弾33万発をポーランドに輸出か
ポーランド首相、欧州は不足する155mm砲弾を韓国から購入すべきだ

 

※アイキャッチ画像の出典:Kancelaria Prezesa Rady Ministrów

[ad_2]

Source link