知らない間に離婚届を出されて…上田浩二郎さんの離婚問題

元奥さんとの離婚に気付かなかった上田さん

お笑いコンビ・Hi-Hiの上田浩二郎さん(49)が、テレビ東京の番組『ゴッドタン』に出演し、驚く事実を明かしました。「知らない間に、離婚届が出されていて…。2カ月も気づかなかったんです」と、離婚していたことを発表しました。上田さんはタレントの原杏奈さんと2020年9月に結婚していました。

元妻の投稿に対する上田さんの感謝

上田さんは自身の旧ツイッターで、「僕みたいな人間と一回でも結婚してくれた元奥さんに感謝しかないです!」と投稿しています。上田さんは離婚を争うつもりはないようです。

しかし、離婚届が勝手に提出されたという点について、ネットでは疑問の声も上がっています。離婚届を書いたのは上田さん自身であり、偽造ではないですが、このような場合でも離婚は成立するのでしょうか。私たちは冨本和男弁護士に聞いてみました。

慰謝料の請求は可能?

――上田さんは離婚届を自分で書いていたと言いますが、勝手に提出された場合、提出した元妻に刑事処罰が科せられる可能性はありますか?

もし離婚届を上田さん自身が書いておらず、署名を偽造して提出された場合、有印私文書偽造・同行使、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の罪が成立します。

しかし、今回の場合は偽造されていないため、刑事的な責任は問われないでしょう。

――離婚を無効にすることはできないのでしょうか?

形式的に正しい場合、役所は受理します。一旦受理されてしまった離婚を無効にするには、裁判所に調停や訴訟を申し立てる必要があります。

もし離婚自体に異議がなく、離婚届の内容に納得している場合は、離婚の無効を求めずに慰謝料を請求し、その際に離婚届が無断で提出されたことによる精神的な苦痛を主張することが考えられます。

――弁護士ドットコムには「勝手に離婚届を出されてしまうのではないか」という相談も寄せられています。このような場合、対処法はあるのでしょうか?

不安がある場合は、本籍地の役所に「離婚届不受理」と申し立てることをお勧めします。

上田さんのように喧嘩の際に離婚届を書き、相手に渡してしまうケースはありますが、相手もそれに応じて提出してしまった場合、無効にすることは難しいです。一時の感情で安易に離婚届を書かないように注意しましょう。

【取材協力弁護士】
冨本和男(とみもと・かずお)弁護士
債務整理や離婚などの一般民事事件に加え、刑事事件(示談交渉、保釈請求、公判弁護)も幅広く扱っています。
事務所名:法律事務所あすか
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