元自衛官の3被告に有罪判決 五ノ井さんへの強制わいせつ 福島地裁

五ノ井里奈さん

福島地裁は、元自衛官であり、福島県郡山市に所属していた五ノ井里奈さん(24)への強制わいせつ罪に問われた渋谷修太郎被告(31)、関根亮斗被告(29)、木目沢佑輔被告(29)に対して、有罪の判決を下しました。懲役2年、執行猶予4年という判決です(求刑はいずれも懲役2年)。

事件の経緯

起訴状によると、2021年8月3日の夜、三被告は北海道の陸自演習場で、五ノ井さんをベッドに寝かせた後、自分たちの下半身と五ノ井さんの下半身が接触するようになるまで覆いかぶさりました。その後、三被告は押し倒したことは認めつつ、下半身の接触を否定しました。彼らは「技をかけるよう指示されてやったが、誰も反応しなかったから腰を振って笑いを取ろうとした」と無罪を主張しました。強制わいせつ罪と認定される行為の有無が争点となっていました。

被害者の願い

五ノ井さんは自身も性暴力を経験し、2022年に自衛隊を退職した後、動画投稿サイトでその体験を実名で告発しました。公判において彼女は被害者参加人として出廷し、10月の論告求刑公判で「私と同じく夢や希望を持つ人たちが同じ被害を受けることがないように、厳しく正しい判決を心から願う」と述べていました。

福島地裁の判決

福島地裁の三浦隆昭裁判長は、被告たちに対して懲役2年、執行猶予4年の判決を下しました。この判決により、五ノ井さんに対する強制わいせつ罪が認定されました。

元自衛官たちの行為は重大であると言えるでしょう。このような事件が二度と起こらないよう、我々は性暴力に対して厳しく取り組む必要があります。

この記事は日本ニュース24時間の取材によるものです。

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