中居正広、引退後の“引きこもり”生活と彼を支える意外な存在たち

元SMAPのメンバーであり、国民的タレントとして長年活躍してきた中居正広(52才)が電撃的に芸能界を引退してから半年余りが経過しました。彼がかつてのフジテレビアナウンサーA子さんとのトラブルに巻き込まれ、失意の底にあったことは広く知られています。しかし、この困難な時期に中居さんを支え、癒しを与えている存在がいることが明らかになりました。それは、長年交際を続けるダンサーの恋人Mさんと、最近迎え入れた愛犬です。

当初、動物には全く興味がないと公言していた中居さんですが、Mさんの影響もあり、今では愛犬との生活を満喫しているとのこと。騒動以来、自宅に引きこもりがちだった中居さんにとって、この愛らしい存在はかけがえのない癒しになっていると、芸能関係者は語っています。

中居正広が自宅で愛犬との生活を楽しむ様子中居正広が自宅で愛犬との生活を楽しむ様子

騒動後の関係性の変化:離れる者、寄り添う者

中居さんはこれまで、芸能人、アスリート、テレビスタッフなど、幅広い人脈を築いてきました。しかし、A子さんとの騒動後、彼との付き合いを断ち、離れていった人も少なくないとされています。そんな中、公に中居さんを擁護する発言を繰り返してきたのが、弁護士の橋下徹氏や社会学者の古市憲寿氏でした。

橋下徹氏と古市憲寿氏の擁護発言

橋下氏と古市氏は、フジテレビが設置した第三者委員会の報告書に対し、厳しく批判的な見解を示しました。橋下氏は「(第三者委員会は)絶対的な存在でもないし、正義のヒーローでも何でもない」と発言し、古市氏も独自に報告書への疑問点を第三者委員会に問いかけるなど、積極的に中居さんをフォローしてきました。これは、「性暴力者」というレッテルを剥がしたいと願う中居さんの意向を汲んだものであったと、前述の芸能関係者は見ています。

RIP SLYME・SU、献身的なサポート

しかし、彼ら以上に中居さんと強い絆で結ばれているのが、ヒップホップグループ『RIP SLYME』のメンバーであるSU(51才)です。騒動後も変わらず、SUさんは頻繁に中居さんと会っているといいます。外出がままならない中居さんのために、わずか10分ほどの滞在でも自宅を訪れたり、代わりに用事を済ませたりと、献身的にサポート。時には自身の愛車で中居さんを送迎することもあるようです。

中居さんとSUさんは、地元の神奈川県藤沢市の先輩後輩という関係に加えて、プライベートでも行動を共にする「ツレ」の間柄として知られています。かつては、中居さんやお笑い芸人の共通の友人と共に、都内の隠れ家バーで飲んでいる姿が頻繁に目撃されていました。SUさんの誕生日会に中居さんが参加する姿が報じられたこともあり、恋人Mさんと同様に、SUさんも中居さんを親身に支える重要な存在となっています。

距離を置いたフジテレビ元部長B氏

一方で、中居さんと距離を置いたとされるのが、かつての盟友で、騒動直後には中居さんの代理人のように振る舞っていたフジテレビの元部長B氏です。彼は年内にも米ニューヨークにある子会社に出向する予定があるとのこと。これまでの慣例として、不祥事を起こした人物をほとぼりが冷めるまで海外に転任させるケースは存在しており、局内からは「企業体質は全く変わっていないじゃないか!」という批判の声も上がっていると、フジテレビ関係者は明かしています。

終わりの見えない葛藤と“本質的な解決”への道のり

現在まで、中居さんは依然として「普通の生活」を送ることができていない状態です。恋人のMさんをはじめ、彼を支える「サポーター」たちもまた、終わりが見えない闘いに消耗しきっている様子です。

中居さんは現在、大きなジレンマに陥っています。A子さんに対しては、相場を遥かに超える巨額の示談金を支払い、謝罪も尽くしたとされています。彼自身もA子さんを悩ませ続ける誹謗中傷を全く望んでいません。しかし、「性暴力者」というレッテルを剥がすために中居さんが闘い続ければ、A子さんへの攻撃は止まず、「二次被害」として問題視される可能性があります。愛犬や友人たちの支えを受けながらも、「どこで終わりにするのか」を自問自答する日々を送っていると、前述の芸能関係者は語っています。

トラブル発生から2年以上が経過しましたが、中居さん、A子さんのどちらも平穏な暮らしを取り戻したとは言いがたい状況です。両者が本来の日常を取り戻すことこそが、この問題の本質的な解決であるとするならば、その道のりは依然として半ばに過ぎません。

参考資料

  • 女性セブン2025年7月31日・8月7日号