秋篠宮ご一家、令和初の4人公務で示す『結束』と佳子さまの『献身』

秋篠宮ご一家がこの度、都内で開催された写真展を揃って訪問され、令和に入って初めて一家4人での公務に臨まれました。長女・眞子さんの帰国がまだ見られない中、ご一家の公務における結束と、特に次女・佳子さまの精力的なご活動が注目を集めています。今回の公務は、ご一家の現在の状況と皇室が抱える課題を浮き彫りにしています。

被爆80年企画展を訪問された秋篠宮ご一家

7月11日、秋篠宮ご一家は都内にて開催中の『被爆80年企画展 ヒロシマ1945』を訪問されました。広島の原爆写真に真剣な眼差しを向けられるご一家の姿は、平和への強い願いを象徴するものでした。この訪問は、秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さまが揃って公の場に出られた令和初の機会であり、国民の関心を集めました。

被爆80年企画展を真剣な表情で鑑賞する秋篠宮ご一家と、特に熱心に写真を見つめる佳子さま被爆80年企画展を真剣な表情で鑑賞する秋篠宮ご一家と、特に熱心に写真を見つめる佳子さま

佳子さまの公務における尽力と皇室の担い手不足

30歳を迎えられた次女・佳子さまは、今年も精力的に公務に励んでいらっしゃいます。1月の『関東東海花の展覧会』を皮切りに、『春の園遊会』(4月)、『みどりの感謝祭』(5月)など、多岐にわたるご公務をこなされています。6月下旬には外交関係樹立130年を記念したブラジル公式訪問から帰国されたばかりで、多忙な日々を送られているご様子です。皇室解説者の山下晋司氏は、公務の担い手が不足している現状を指摘し、秋篠宮家を離れた眞子さんの後、佳子さまのご公務が増加していることから、三笠宮家や高円宮家の女王殿方にも外国公式訪問や国内公務の一部を担っていただく時期に来ていると分析しています。

悠仁さまの成年式と秋篠宮家の懸念

眞子さんの結婚を巡る騒動や悠仁さまの進学問題など、これまで様々な出来事がありましたが、佳子さまの献身的なご活動により、秋篠宮家のイメージは回復しつつあります。しかし、現在の懸念事項として、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次氏が指摘するのは悠仁さまの成年式です。悠仁さまは今年9月6日に成年を迎えられますが、これは父である秋篠宮さま以来、40年ぶりのこととなります。大学受験を理由に1年延期された経緯もあり、秋篠宮ご夫妻は極めて慎重になられていると見られています。眞子さんの近況や成年式にかかる公費の問題で、これ以上騒がれることなく、無事に式典を遂行したいとの思いが強いと推測されます。

佳子さまの結婚と皇室に残る課題

昨年5月には眞子さんが第一子を出産されたことが報じられましたが、多忙を極める佳子さまのご結婚にも世間の注目が集まっています。宮内庁としては皇族の一員として引き続き公務に携わっていただきたいと考えている一方、佳子さまご自身もいつか好きな方とのご結婚を望まれていることでしょう。これほどの公務数を抱える中で「やらない」とは言いにくい状況にあります。精力的に公務に取り組むことで、結婚が歓迎されやすくなるのか、それとも皇室を離れることが難しくなるのか、悩ましい状況にあると専門家は見ています。

結論

眞子さんが海外に拠点を移し、悠仁さまがまだご成年になられていない現状において、現在の秋篠宮家は、まさに佳子さまお一人の奮闘によって支えられていると言えるでしょう。多忙なご公務をこなしながら、ご自身の将来と皇室の役割との間で葛藤される佳子さまの存在は、秋篠宮家、ひいては皇室全体の未来を考える上で極めて重要です。ご一家が公務に揃って臨む中で見せた「結束」は、今後のご活動と皇室のあり方への期待を抱かせます。


参考文献