フジテレビの夏ドラマ、主演キャストに「格落ち」指摘!企業イメージ回復の試練

フジテレビは、株主総会での新経営陣承認や番組放送を通じ、企業イメージの回復に努めています。しかし、同局の“金看板”である連続ドラマ、特に2024年7月期の夏ドラマの評判が芳しくなく、主演キャストに厳しい声が上がっています。かつての輝きを取り戻せるか、注目が集まります。

かつての「月9」黄金時代と現状の課題

芸能デスクによると、フジテレビの連ドラ、特に月曜午後9時放送の“月9”は、織田裕二、福山雅治、木村拓哉、松嶋菜々子といった旬の人気俳優を惜しみなく起用し、視聴者に親しまれてきました。1980年代から90年代にかけては社会現象を巻き起こすほどのヒット作を連発し、“トレンディードラマ”という呼称が世間に定着するほどの黄金時代を築いたのです。しかし、その輝きも今は昔。すでに放送が始まった作品を含め、2024年7月期のフジテレビ夏ドラマの主演陣は、過去の人気俳優と比較して「どうにも格落ちの印象が拭えない」と指摘されています。

フジテレビの夏ドラマに主演する福原遥。かつての月9を牽引した人気俳優と比較される2024年の主演陣。フジテレビの夏ドラマに主演する福原遥。かつての月9を牽引した人気俳優と比較される2024年の主演陣。

2024年7月期フジテレビ夏ドラマの主要ラインナップ

今期の連続ドラマラインナップは以下の通りです。

  • 月曜9時『明日はもっと、いい日になる』: 福原遥(26)が児童相談所に出向した女性警察官を演じます。
  • 月曜10時『僕達はまだその星の校則を知らない』: 磯村勇斗(32)が学校に法的な助言を行う弁護士役を担います。
  • 火曜9時『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』: 森川葵(30)がおとり捜査チームを率いるキャリア警察官役。
  • 火曜深夜『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』: 本田翼(33)が3年ぶり連ドラ主演のラブコメディ。
  • 水曜10時『最後の鑑定人』: 藤木直人(53)が難事件を解決する天才的な鑑定人として登場します。
  • 木曜10時『愛の、がっこう』: 木村文乃(37)が高校教師を演じるラブストーリー。
  • 木曜深夜『ロンダリング』: アイドルグループ「なにわ男子」の藤原丈一郎(29)が、死者の声が聞こえる不動産屋勤務の若者役に挑戦。

企業イメージ回復を目指すフジテレビですが、その道のりは平坦ではありません。かつて隆盛を誇った連続ドラマ部門は、主演俳優の「格落ち」という厳しい評価に直面しています。2024年夏ドラマが、低迷するフジテレビブランドに新たな活力を与え、過去の輝きを取り戻せるか、今後の動向が注目されます。

参考資料