伊原剛志、20代での壮絶うつ病告白「死のうと思った時期も」真面目さが招いた苦悩と芸能界での転機

俳優の伊原剛志(61)が、20日放送の日本テレビ系「メシドラ~兼近&真之介のグルメドライブ~」にゲスト出演し、若かりし頃の壮絶な過去を赤裸々に明かした。番組中、彼は20代でうつ病を患い、一時は死を考えていたという衝撃的な告白を行い、共演者を驚かせた。

伊原は40年来の親友であるタレントの川平慈英と共に登場。昨年12月に漫才コンビ「なにわシーサー’S」を結成し、新たな活動を始めていることを明かした。満島真之介が「心折れたり、挫折した瞬間はないんですか?」と問いかけると、伊原は意外な過去を語り始めた。

「俺はね、20代の時にうつ病にかかって」と伊原は重い口を開いた。「人と一切会話できなくなって、ちょっと死のうと思った時期もあった」と明かすと、満島は「本当ですか?えぇー!」と驚きを隠せない様子だった。EXIT兼近大樹が「それは役者をやってた時ですか?」と尋ねると、伊原は「やってた時に」と即答。その原因について、「何やっても真面目。役者として真面目やから、自分を許せない。手抜きしたりとか」と、自身の生真面目な性格が苦悩の根源であったと説明した。

俳優伊原剛志、過去のうつ病体験と人生の転機を語る俳優伊原剛志、過去のうつ病体験と人生の転機を語る

さらに伊原は、当時の「尖っていた」自身の言動も振り返った。「現場でドラマ撮ってて帰ったこともあるし、降ろされる覚悟で。あと自分の主演の映画で舞台挨拶行かなかったとか」と告白。これらの行動により、ある大手映画会社から約10年間「干されていた」時期があったという。彼は、「だから最近ようやく、ある意味丸くなってきたというか。そこから開けて、自分を許せるようになってきた」と、長年の葛藤を乗り越え、自己受容に至った心境を語った。

60歳を迎えた伊原は、「子育てが一通り終わって、自分のために生きて人生楽しもう(ってなった)」と、人生の新たなフェーズに入ったことを強調。満島も、その心境の変化が、川平との漫才コンビ結成という「新たなフェーズ」につながったことに納得した様子だった。伊原剛志の過去の苦悩と、そこから立ち直り、新たな挑戦へと踏み出す姿勢は、多くの人々に勇気を与えるだろう。

出典:
Yahoo!ニュース