山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭…ハイイログマの母子に遭遇したハイカーが見せた「完璧な対応」映像にネット騒然(海外)


<モンタナ州の国立公園で友人とハイキングしていた男性が記録した動画がTikTokで話題に。トレイルでクマと遭遇してしまったら、どう対処すべきなのか──>

【動画】超至近距離で鉢合わせ、3頭のハイイログマに追われるハイカーがとった「完璧な対応」とは?

ジョー・ダフィー(31)はハイイログマ(グリズリー)の生息地として知られる米モンタナ州のグレイシャー国立公園で働いており、7月27日に友人とハイキングしていたところ、背後に何かがいることに気づいた。それは2頭の子グマを連れたメスのハイイログマだった。

ダフィーは本誌に「グレイシャー国立公園の奥地をハイキングしていて、子供を連れたハイイログマの母親に出くわしたのは今回が2度目です」と語った。「幸い、こういう状況でどうすべきかは理解しています」

7月30日、ダフィーは自身のTikTokアカウント(@joetheduffy)に動画を投稿し、「万が一死んだ時のためにこれを撮っている」と冗談を交えながら、母グマが茂みから姿を現す様子を映している。

彼と友人のアマンダは時にクマの方を向きながら後退し、そして時には一定の速度で前進しながら、大きな声で落ち着いて会話し続けた。ハイイログマはその間もなお、彼らの後ろを歩いていた。

2人は母グマが追ってくる様子はないと判断したが、姿が見えなくなった後も「おーい、クマ!」と叫んだり、できる限り大きな声で陽気に話し続けた。

<10万超の「いいね」>

最終的に母グマと子供たちは2人の前を通り過ぎ、トレイルを進んでいった。アマンダとダフィーは逆方向に歩きながら、クマたちに別れを告げた。

ダフィーは「私の経験では、クマは、人間がクマに注意を払い、距離を保っている限り、人間を襲う気はまったくありません。私たちは今回もそう努めました」と話す。

彼は命を守るためのアドバイスとして、次のように述べた。

「ゆっくりと慎重に後ずさりしながら、クマを驚かせないために常に音を出して自分の存在を知らせること。そしてトレイルから外れて距離を保つことです」

「緊急時に備えて必ずクマ撃退スプレーを携帯すべき」とも彼は言う。動画を撮影中は左手でカメラを、右手にはスプレーを持ち、同行していた友人もスプレーを持っていたと説明した。

この驚くべき動画はTikTok上で70万回以上再生され、10万件を超える「いいね」を記録。コメント欄には称賛の声が相次いでいる。

あるユーザーは「2人とも声を張り上げてるのが最高」と書き込んだ。「私たちは子供の頃、夏になると毎年森でハックルベリーを摘んだり釣りをしたりしてたけど、クマに居場所を知らせるためにいつも大声で叫んでたよ」



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