フジテレビの人気バラエティ番組『酒のツマミになる話』が、年内で放送を終了すると10月31日に発表され、業界内外に衝撃が走っています。お笑いコンビ・千鳥の大悟がMCを務めてきた同番組の突然の打ち切りは、ある騒動が引き金になったと報じられており、今後の千鳥のテレビ出演、特にフジテレビ系でのレギュラー番組への影響が懸念されています。
「人志松本の酒のツマミになる話」から「大悟のツマミ」へ:番組の変遷
『酒のツマミになる話』は、もともと2021年に『人志松本の酒のツマミになる話』としてスタートしました。ダウンタウンの松本人志氏がメインMCを務め、人気を博していましたが、彼の芸能活動休止に伴い、2024年2月からは千鳥の大悟がMCを引き継ぎました。相方のノブもゲストとして参加するなど、千鳥を中心に番組が再構築され、多くの視聴者に支持されてきました。
番組終了の引き金となった「松本人志コスプレ問題」の詳細
番組の打ち切り決定に至る経緯について、スポーツ紙記者は次のように解説しています。「10月24日に放送予定だったハロウィン企画で、大悟さんが金髪姿の松本人志さんのコスプレを披露する内容が、急遽差し替えになりました。収録も終わり、予告までされていたにもかかわらず、フジテレビ上層部が難色を示したのです。松本さん不在のMC席を守ってきた大悟さんとしては、この判断に激怒するのは当然でしょう。フジテレビ側も、差し替え決定の過程で『社内における連携に不十分な点があった』と認めており、局の対応に落ち度があったことが伺えます」。このコスプレ問題が、今回の番組終了の決定打となったと見られています。
人気番組「酒のツマミになる話」のMCを務めた千鳥の大悟
千鳥のフジテレビレギュラー番組に及ぶ可能性のある影響
今回のトラブルは、突き詰めれば千鳥の大悟とフジテレビの関係性における問題であり、X(旧Twitter)などのSNSでは、他のレギュラー番組への影響を懸念する声が多く上がっています。千鳥は現在、フジテレビ系列で4本のレギュラー番組を抱えています。「『酒のツマミになる話』の他に、スポーツ番組『すぽると!』では『キャプテン』を務め、チャレンジ企画が人気の『千鳥の鬼レンチャン』という冠番組もあります。また、系列の関西テレビが制作する『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』も全国ネットで放送されています」と放送作家は指摘します。この関係悪化がこじれれば、大悟さん、ひいては千鳥のすべてのフジテレビ系レギュラー番組からの降板という最悪のシナリオも可能性としてあり得ると言われています。
ファンが特に懸念する「千鳥の鬼レンチャン」の行方
とりわけ、日曜夜のゴールデンタイムに放送され、多くの熱狂的なファンを持つ『千鳥の鬼レンチャン』の今後を憂慮する声が目立っています。同番組は2020年に特番として始まり、その好評を受けて2025年4月からレギュラー化されました。さらに、2023年には『FNS27時間テレビ 鬼笑い祭』として「27時間テレビ」のコンセプトとなるなど、フジテレビにとって非常に重要な人気コンテンツへと成長しています。加えて、年に一度の音楽特番『FNS鬼レンチャン歌謡祭』も放送されており、局内からもその行く末を心配する声が相次いでいると報じられています。
今回の「酒のツマミになる話」終了を巡る騒動は、千鳥とフジテレビの関係性、ひいては今後のバラエティ番組の動向に大きな波紋を投げかけています。番組ファンとしては、両者の関係修復の行方、そして人気番組の存続を固唾をのんで見守るばかりです。
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