空高く澄み渡る2025年10月28日の秋の園遊会では、天皇、皇后両陛下の長女、愛子さま、そして秋篠宮家の次女、佳子さまの鮮やかな赤の装いが大きな話題となりました。しかし、ひそかに「ゴージャス」「可愛い」と密かに注目を集めていたのが、高円宮家の長女、承子さまの「縦ロール」巻き髪によるエレガントな令嬢コーデです。気さくなお人柄で国民からのファンも多い承子さまが披露された、このプリンセスならではの「令嬢コーデ」とはどのようなものだったのでしょうか。
高円宮承子さま、クラシカルな美しさが際立つ「姫ロール」
「クラシカルな帽子から優雅に伸びる縦巻きロール！ゴージャスで素敵」――このような絶賛の声を集めていたのが、高円宮承子さまの装いです。普段からスタイリッシュなファッションが評判の承子さまは、この秋の園遊会で、紅葉の季節にふさわしいトーンを抑えたくすみ系の牡丹色（ピンク）をお召しになりました。
ジャガード織のセットアップに、共布の花飾りが施されたクラシカルな帽子を合わせた承子さま。特徴的だったのは、その黒髪が背中へと優美に流れ落ちる縦ロールの巻き髪スタイルです。この「姫ロール」は、まさにクラシカルでゴージャスな雰囲気を醸し出し、落ち着いたピンクの服装に華やかさを添え、見る者を魅了しました。普段はロングストレートヘアの印象が強い承子さまにとって、この縦巻きの「姫ロール」は新鮮な驚きをもって受け止められました。
秋の園遊会に洋装で出席された高円宮承子さま。牡丹色のセットアップと帽子に、華やかな縦ロールの巻き髪が目を引く令嬢スタイルを披露されました。
「令嬢ファッション」が牽引する現代のトレンド
ファッション市場の動向分析で定評のあるジャーナリストの宮田理江さんによれば、「実は、令嬢ファッションはトレンドでもあるのです」。宮田さんの分析では、2024年冬以降、ダイアナ妃やジャクリーン・ケネディ（ケネディ夫人）といった歴史的なファッションアイコンたちのスタイルがトレンドに浮上しています。上流階級に代々受け継がれてきた洗練された「オールドマネー」スタイルは、現在もキャサリン英皇太子妃に愛用されており、その普遍的な魅力が再評価されています。
さらに、有名ファッションブランドである「ANNA SUI（アナ スイ）」の2025-26年秋冬コレクションでも、「令嬢」が主要なキーワードの一つに挙げられています。これは単なるラグジュアリーさだけでなく、「自己表現」や「自由な選択」を重視し、現代を生きる女性たちに着想を得たものだとされています。
まとめ
2025年秋の園遊会で高円宮承子さまが披露された「縦ロール」巻き髪の令嬢コーデは、そのゴージャスさとクラシカルな美しさで多くの人々の注目を集めました。このスタイルは、皇室の伝統的な品格と、現代のファッション界で再燃している「令嬢ファッション」や「オールドマネー」といったトレンドが融合した好例と言えるでしょう。承子さまの装いは、単なる個人のファッションセンスに留まらず、時代が求めるエレガンスと自己表現のバランスを体現する、新たなトレンドの指標となりつつあります。
