2026年、再び始まる壮大な物語――と銘打って、ドラマ「VIVANT」(TBS)の公式ホームページで続編のキャストが発表されたのは10月21日のことだった。この日から始まったザワつきが、未だ収まりを見せていない。
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日曜劇場「VIVANT」が評判を呼んだのは2023年。豪華出演陣に加え、壮大なコビ砂漠などでのモンゴルロケは2カ月に及び、制作費は1話あたり1億円とも言われた。演出を務めた福澤克雄氏が当時から続編の可能性を話していたため、それが決定したことに驚きはなかった。
ところが、堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ……前作より続く豪華出演者が発表された際、ネット上で大騒ぎとなったのが「飯沼愛がいない」ことだった。彼女は天才ハッカー“ブルーウォーカー”こと太田梨歩役を演じ、最終的には乃木(堺)たち“別班”に協力する重要な役割を担って注目された。だが、続編では彼女の役を花岡すみれが演じると発表されたのだ。業界関係者は言う。
「ネット上では『飯沼に何かあったのか?』とも言われましたが、所属事務所の田辺エージェンシーが女性誌にコメントを出したことで、さらに火に油を注ぐこととなってしまいました」
田辺エージェンシーのコメントは以下の通りだ。
グランプリデビュー
《弊社所属の“飯沼愛”に関しまして、現在、本人との所属契約は令和8年3月31日をもって契約満了の予定でございます。これに伴い、現時点におきましては、飯沼の出演そのほか活動に関し、弊社は関与しておりませんことをご報告申し上げます》(「週刊女性プライム」10月21日配信より)
「来年3月末までの契約なら、現在の活動は把握しているべきですがそれもない。彼女のインスタグラムは9月29日の投稿が最後で、その内容も彼女がパーソナリティーを務めるラジオ番組『飯沼愛の「明日、恋するために…」』(TBSラジオ)の最終回を伝えるものでした。このまま芸能界からフェードアウトしてしまうのではないかとも噂されています」
そもそも飯沼はどのような経歴の持ち主なのだろう。
「田辺エージェンシーと秋元康氏が組んで21年にスタートしたTBSのオーディション番組『TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日』で、約9000人の応募者の中から最代のグランプリに選ばれたのが飯沼でした。優勝者に約束された主演デビュー作は深夜ドラマ『この初恋はフィクションです』に決まり、所属はもちろん田辺エージェンシーとなりました。22年には山崎賢人が主演の日曜劇場『アトムの童』にも出演し、翌年に決まったのが『VIVANT』でした」
順風満帆と言っていい。






