現役ウーバー配達員で“肉体派ライター”の佐藤大輝氏があらゆるモノやサービスを検証。机上ではわからない「本気の現場レビュー」を届けます。
第15回後編は44カ国に渡航した筆者が楽天プレミアムカードで利用したラウンジの中から「世界最強のラウンジ・ベスト5」を独断で選ぶ。
前編:楽天プレミアムカードが“改悪”されたと話題だが…海外ラウンジは「高級ホテル並みの待遇」「食事も超豪華!」で旅好きなら余裕で元を取れる訳
■ビール飲み放題にビュッフェ、海外ラウンジの神サービスに感涙!
国内外の空港ラウンジやサービスを利用できる「プライオリティ・パス」を使って、私は約20カ国(計40回以上)、無料でラウンジを利用してきた。初めて海外ラウンジに入った日の感動は忘れない。日本のカードラウンジ(ゴールドカード以上を保有していれば入場できる)しか利用したことのなかった私は、「この巨大な空間ぜんぶが本当にラウンジなの?」「食事はビュッフェ形式。ビール飲み放題とか神かよ」と驚いた後、笑顔で泣いた。
海外ラウンジの魅力の一つに、食べ放題と飲み放題、どちらも基本オプションになっていることが挙げられる。過去に私は韓国のラウンジで“イチゴ食べ放題”、ベトナムで“パッションフルーツ食べ放題”のビュッフェに遭遇、飛び跳ねながら喜んだことがあった。
規模感がバグっている所も多い。例えばトルコのラウンジでは「敷地内が広すぎて歩き疲れるわ!」と突っ込みを入れたくなるほど巨大だった。ラウンジの数もとんでもない。本記事を執筆時点で韓国やタイ、シンガポールでは空港内に10カ所以上、プライオリティ・パスで利用できるラウンジが存在している。
ここだけの話、私は世界のラウンジを利用すればするほど、日本の空港ラウンジに“しょぼさ”と“物足りなさ”を感じており……。いつの日か、日本の空港にも世界レベルのラウンジが誕生することを願いながら、本稿では私が独断と偏見で選んだ「世界最強のラウンジ・ベスト5」をご紹介したい。
■5位はEU加盟国。日本では見たことのない“特殊機器”に感動
ベスト5位は2025年10月に利用した、ハンガリーのブダペスト・リスト・フェレンツ国際空港にある『Platinum Lounge』。このラウンジにはシャワーやトイレなどの設備がなく、規模感は関西国際空港のANAラウンジと同じくらい。食べ放題ビュッフェや飲み放題の種類も「普通」といったレベル感……。






