今森茉耶、『ゴジュウジャー』緊急降板：未成年飲酒が引き金に

スーパー戦隊シリーズ50周年記念作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』（テレビ朝日系）に出演していた女優の今森茉耶（19）が、放送直前に緊急降板し、大きな波紋を呼んでいます。11月9日に放送された第37話では、今森が演じていた“ゴジュウユニコーン/一河角乃”の登場シーンが強引に編集され、視聴者からも驚きの声が上がりました。この突然の降板は、未成年飲酒行為が発覚したことによるもので、彼女の芸能活動に深刻な影響を与えています。

スキャンダル報道と浅井宏輔の先行降板

今森茉耶の周囲が騒がしくなったのは、週刊誌による一連の報道がきっかけでした。まず、9月11日発売の『週刊文春』（文藝春秋）は、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』のレッド・ゴジュウウルフ役スーツアクターである浅井宏輔（41）との戦隊内不倫疑惑を報じました。この報道に続き、9月18日発売号では、今森がプロサッカー選手の道脇豊選手（19）とも交際しているという“二股疑惑”が報じられ、さらに事態は複雑化しました。今森の所属事務所は、道脇選手との交際および二股については強く否定しましたが、浅井との不倫疑惑については「事実確認を行なっている」とのコメントに留まりました。

不倫疑惑報道に先立ち、浅井宏輔は9月1日に“持病の悪化”を理由に番組降板を発表していました。彼が演じていた役は、9月7日放送の第29話以降、伊藤茂騎（36）が引き継いでいます。浅井の降板は健康上の理由とされていましたが、その後の報道により、疑惑の渦中にあったことが明らかになりました。

今森茉耶、突如の契約解除と番組降板

一連の疑惑報道後も、今森茉耶は『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』への出演を継続しており、11月9日放送予定の第37話の予告映像にもその姿が映っていました。しかし、放送前日の11月8日、テレビ朝日の番組公式サイトにて衝撃の発表がありました。テレビ朝日は、《制作している東映から出演者の今森茉耶さんに20歳未満での飲酒行為があった為、今後の作品への出演に関しては降板いただくことにしたい、との報告を受けました。弊社としましても事態の重大さを鑑み降板の申し入れに同意しました》と発表し、今森の緊急降板を公表しました。

今森の所属事務所も同日、《20歳未満でありながら飲酒行為を行っていた事実が確認されました。弊社は当該行為が重大な契約違反に該当すると判断し、慎重に協議を重ねた結果、本日付で今森茉耶とのマネジメント契約を解除いたしました》と発表し、彼女のプロフィールページは削除されました。また、今森のSNSアカウントも、インスタグラムでは謝罪文以外の全投稿が削除され、X（旧Twitter）とTikTokは非公開アカウントとなるなど、影響は広範囲に及びました。

閉鎖された今森茉耶の公式Xより提供された写真

番組制作への影響と今後の展望

今森茉耶の緊急降板は、既に撮影・編集が進んでいた『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の制作陣に大きな影響を与えました。特に、降板発表直後に放送された第37話では、今森の出演シーンが強引に編集され、不自然な場面が散見されることとなりました。これは、人気シリーズの放送スケジュールを維持しつつ、出演者の降板に対応しなければならない制作側の苦渋の決断を示しています。

今回の件は、未成年飲酒という法的な問題に加え、番組内でのスキャンダル報道が絡み合い、最終的に契約解除と番組降板という結末を迎えました。若手女優としての今後の活動は不透明となり、人気シリーズに与えた影響も小さくありません。この一件は、芸能界における倫理観とプロ意識の重要性を改めて浮き彫りにする出来事となりました。

参考文献