松本人志氏、インターネット番組で芸能活動復帰へ 波紋広がる

ダウンタウンの松本人志氏(62)と浜田雅功氏(62)によるインターネット配信サービス「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」が始動し、約10日が経過しました。松本氏は約1年10か月の芸能活動休止期間を経て、11月1日にこの新サービスで復帰を果たし、お笑いファンを中心に大きな注目を集めています。

松本氏の活動休止は、週刊文春による女性問題報道に対する裁判に専念するため、2024年1月8日から続いていました。その長きにわたる沈黙を破り、彼は「ダウンタウンプラス」の始動とともに表舞台へと戻ってきました。多くのオリジナル番組や過去のコンテンツが配信され、お笑い界に新たな動きをもたらしています。

「松本動きました」DOWNTOWN+の華々しい船出

11月1日午後9時、松本氏は都内のスタジオから生配信を行い、復帰の第一声を届けました。観客の盛大な拍手の中、「松本動きました」と発言。「日本のお笑いがしんどいと聞きまして、私、復活することにしました。よろしくお願いします」と、力強く挨拶しました。この生配信は、多くのファンにとって待望の瞬間となり、彼の復帰に対する期待の大きさを物語っています。

松本氏自身が明かしたところによると、サービス開始からすでに登録者は数十万人規模に達しているとのこと。「ダウンタウンプラス」は順調なスタートを切り、地上波の第一線で活躍する人気芸人も多数オリジナル番組に出演しており、その内容は間違いなく世間の注目を集めています。このプラットフォームは、松本氏が新たなエンターテインメントの形を模索する場となり、今後の展開が期待されます。

ダウンタウンの松本人志氏がカメラに向かって語りかける様子ダウンタウンの松本人志氏がカメラに向かって語りかける様子

地上波テレビ局の「沈黙」と世論の二極化

しかし、松本氏の「ダウンタウンプラス」での復帰について、地上波テレビ局が報じたケースはほとんどありません。各局は彼が週刊文春との裁判に注力するため活動休止したことや、その裁判が終結したことは報じていましたが、復帰そのものには触れないという姿勢を見せています。これは、彼の復帰が複雑な背景を持つことを示唆しているかもしれません。

彼の復帰に対する世論は二極化しており、歓迎の声が多く聞かれる一方で、否定的な意見も少なくありません。

歓迎の声:

  • 「やっぱり元気な姿を見ると安心するなぁ。久しぶりにダウンタウンの漫才とか見たいかも」
  • 「まっちゃんおかえり!!!!!!!! 復帰最高!!!!!!!!」

否定的な声:

  • 「松本人志には色々複雑な思いがある 会見しろとも謝罪しろとも思わん ただこんな復帰の仕方でいいのか、、、」
  • 「松本人志のメディア復帰は喜べません!」

といった意見がSNS上で飛び交っています。

テレビ局が復帰に触れない背景

エンターテインメントニュースを頻繁に取り扱うTBS系の情報番組「サンデージャポン」や「アッコにおまかせ!」も、松本氏の復帰については「スルー」しました。「サンジャポ」のMCを務める爆笑問題の太田光氏(60)は松本氏と過去に因縁がありましたが、現在の関係性は悪くないとされ、通常であればコメントを出しそうな状況にもかかわらず、言及を避けました。同様に、「アッコにおまかせ!」のご意見番である和田アキ子氏(75)も、松本氏との長年の関係にもかかわらず、この話題には触れませんでした。

各局が松本氏の復帰を報じなかった背景には、先日フジテレビが放送日当日に「酒のツマミになる話」の内容を急遽差し替えたのと同様の事情があると見られています。これは、芸能界におけるデリケートな問題への対応として、テレビ局が慎重な姿勢を取っていることを示唆しています。

まとめ

松本人志氏の「ダウンタウンプラス」での芸能活動復帰は、お笑い界に大きな話題を提供し、多くのファンを喜ばせました。しかし、地上波テレビ局の報道姿勢や、世間の賛否両論は、彼の復帰が単なるエンターテインメントの話題に留まらない、より深い社会的な議論を伴うものであることを示しています。今後、松本氏と「ダウンタウンプラス」がどのように展開していくのか、そしてそれが日本のエンターテインメント業界にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。

参考文献: