ニコラス・ケイジの結婚歴:日本人好きの噂は本当か? 最長12年の結婚生活を送ったアリス・キムとは

ハリウッドのレジェンド俳優ニコラス・ケイジは、その波乱に富んだ私生活、特に5度の結婚歴があることで世界的に知られています。彼が「日本人好き」や「年下好き」といったさまざまな噂が絶えない中、果たして歴代の妻たちはどのような人物だったのでしょうか。今回は、彼のこれまでの結婚生活、特に最長となった3番目の妻アリス・キムとの関係に焦点を当て、その背景にある異文化交流や浮気の真相に迫ります。

初期の結婚:パトリシア・アークエットとリサ・マリー・プレスリー

ニコラス・ケイジの最初の結婚相手は、実力派女優のパトリシア・アークエットでした。そして2番目の妻となったのは、ロック界のアイコンであるエルヴィス・プレスリーの一人娘、リサ・マリー・プレスリーです。これらの結婚は世間の注目を集めましたが、その後の彼の結婚生活は、アジア系の女性との関係へと移行していきます。これは、彼の女性のタイプに関する世間の憶測をさらに深めることとなりました。

アリス・キム:20歳差の韓国系アメリカ人との出会いと結婚

ニコラスの3人目の妻は、韓国系アメリカ人のアリス・キムです。二人の出会いは2004年2月、ロサンゼルスの寿司レストラン「カブキ」でした。当時ウェイトレスとして働いていたアリスはわずか19歳で、ニコラスより20歳年下という年齢差も話題となりました(別の説では韓国系ナイトクラブでの出会いとも)。出会いからわずか2か月後には婚約し、同年7月には結婚式を挙げたというスピード婚でした。ザ・サン紙によると、ニコラスがアリスとの結婚を急いだ理由の一つに、2005年の映画撮影で彼女を南アフリカに同行させるためだったとも報じられています。

ニコラス・ケイジとアリス・キムが一緒に公の場に登場した際の写真ニコラス・ケイジとアリス・キムが一緒に公の場に登場した際の写真

ニコラスはアリスとの結婚について、「異なる文化圏の人と結婚した」ことを「郵便番号(zip code)の違う人と結婚した」とユニークに表現しました。「韓国では僕のことをSon-in-Law(婿)と呼ぶのが興味深い」とも語っており、この出会いが彼が異なる文化背景を持つ女性に興味を持つきっかけとなった可能性も指摘されています。アリスは結婚後ウェイトレスを辞め、2007年からは女優としてもいくつかの作品に出演し、新たなキャリアを築いていきました。

結婚生活と離婚の真相、そして現在の関係

順調に見えた二人の関係でしたが、やがて暗雲が立ち込めます。デイリー・サン紙によると、2016年のカンヌ国際映画祭でニコラスがアリスが他の男性とキスしている現場を目撃したとの報道がありました。他にもアリスの浮気の噂が浮上する中、同年6月には、二人が同年1月にすでに離婚していたことが公になりました。ニコラスにとって最長となる12年間の結婚生活は、アリス側の浮気が原因で幕を閉じたとされています。

しかし、二人の関係は完全に断絶したわけではありません。2005年10月には二人の間に息子カル・エルが誕生しており、現在もニコラスとアリスは親しい友人関係を保ちながら、協力して息子を育てています。実際、ニコラスの5番目の妻であるリコ・シバタとの結婚式にも、アリスと息子は出席しており、円満な関係が続いていることがうかがえます。

ニコラス・ケイジの結婚歴は、彼の波乱に満ちた人生の一端を物語っています。特にアリス・キムとの12年間は、異なる文化との交流や、浮気による離婚といった経験を含みつつも、息子を介して良好な関係を維持している点が印象的です。彼の今後の人生と恋愛模様、そしてそれがハリウッドという舞台でどのように展開していくのか、引き続き注目が集まることでしょう。