10月23日に34歳の誕生日を迎えた小室眞子さんが、アメリカの老舗セレブ雑誌『Town & Country』の最新号で特集され、そのニューヨークでの生活に再び注目が集まっています。同誌は眞子さんを「Princess Incognito」（人目を忍ぶプリンセス）と称し、一般社会で静かに暮らす元皇族の姿を深く掘り下げています。この異例の取り上げ方は、現代におけるプライバシーの価値と、公の目を避ける選択の持つ意味を問いかけます。
米老舗セレブ誌『Town & Country』が眞子さんを特集
『Town & Country』は1846年から続くセレブ御用達の月刊誌であり、昨年末時点で年間44万部を発行しています。ファッション、芸能、王室まで多岐にわたる内容で知られ、過去には英国王室関係者やジャクリーン・ケネディなどが表紙を飾ってきました。今回、眞子さんを起用した10月号の表紙に「Princess Incognito」の文字が躍り、6ページにわたる特集記事が組まれました。記事では、眞子さんと夫である小室圭さん（34）夫妻が公の場に姿を見せる機会が極めて少ないことに着目。英国のハリー王子夫妻や大女優ジュリア・ロバーツらと比較し、「パーティーもインタビューもせず、人前でポーズをとることもない」「新たなスポットライトを浴びることなく一線を退くことに成功した」と報じています。
米セレブ誌で特集された小室眞子さん
小室夫妻の「公の場での露出回避」とプライバシーの尊重
なぜセレブ誌が小室夫妻を取り上げたのか。記事を執筆したティム・ティーマン記者は、「ニューヨークは、世間の注目を浴びる公的な生活を選ぶ人もいれば、非常に静かに暮らすことができる街でもある」と説明します。さらに、「たくさんの人がソーシャルメディアを通じて発信する現代において、プライバシーを重んじる眞子さんと圭さんの姿は稀有な例であり、彼ら自身による意図的な選択によるものだと思われる」と述べ、知名度がありながらも目立たない生活を送る夫妻の姿を探ることに『Town & Country』が興味を持ったと回答しています。彼らの選択は、現代社会におけるプライバシーの重要性と、それを守ろうとする個人の意思を強く示しています。
ニューヨークでの小室圭さんの近況と静かな私生活
身を潜める夫妻の私生活には、かえって熱い視線が注がれています。弁護士事務所に勤務する圭さんに関して、昨年まで月に一度更新されていた国際貿易に関するニュースレターは今年に入ってから公開されておらず、公の場で圭さんが目撃されたのは今年6月の「ジャパン・ソサエティ」の年次パーティーが最後だといいます。この時、圭さんはメディア関係者と名刺交換をしていましたが、どこかよそよそしい様子で、出席者からは5月に眞子さんの出産が明らかになった直後であり「そっとしておいて」という雰囲気があったと語られています。
夫妻の私生活については、近隣住民が証言しています。「第1子の誕生後は外出するのも4日に1度くらいで、基本的にはあまり出歩かないようです」と語る住民は、最近では9月中旬の平日午後に、夫妻の自宅から徒歩10分ほどのスーパー「Stop & Shop」で圭さんを見かけたと言います。「Stop & Shop」は北米で約400店舗を展開する老舗チェーン店で、現地ライターによれば「日本で言うと『ライフ』のような中流層向けのスーパー」とのことです。住民は「圭さんは短パンにつっかけサンダルで、買い物袋をぶら下げて歩いていました。日本の元プリンセスの夫だとは誰も思わないでしょう」と、その自然体な様子を伝えています。
小室夫妻は子宝にも恵まれ、ニューヨークで自然体の生活を謳歌しているように見えます。しかし皮肉なことに、元プリンセスが「普通の幸せ」を見つける物語に、人々が引き続き目を離せずにいるのもまた事実です。
週刊文春編集部／週刊文春 2025年10月30日・11月6日号より
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