受験勉強は脳の持久戦!栄養が足りない子どもは受験に勝てない→では何を食べる?


気分と血糖値はほぼリンクする

「気分や集中力は血糖値の影響を強く受けています。だからこそ、血糖を安定させることは、ビジネスパーソンにとって『体調管理』を超えた戦略的スキルとなりえます。またそれを逆手にとれば、仕事術や人間関係の改善にも使うことができます」と小池氏。本稿では「受験に勝つ食事」について語る。

 受験シーズンが近づくと、子どもの生活は一気に「座りっぱなし」になる。勉強量は増えるが、運動量は減る。

 そのとき、体の中では何が起きているのだろうか。

 実は、受験期の体は“動かなくても”消耗している。長時間の勉強や緊張はストレスとなり、交感神経を刺激してアドレナリンやコルチゾールが分泌される。

 ストレス反応で代謝が亢進し、ビタミンB群やマグネシウムなどの補酵素の需要が増える。体内ではビタミンB群やマグネシウムがどんどん使われてしまい、代謝の効率が悪くなる。

 「脳を動かす燃料は糖」と思われていることが多いが、それだけではない。どんなに糖をとっても、代謝を回す栄養素が足りなければ、脳は“エンジン不調”のままである。パフォーマンスを維持するために栄養補給はあなどれない。

 栄養素の中でも最も重要なのは体を作る材料=たんぱく質だ。筋肉・血液・ホルモンなどもすべてたんぱく質からできている。

 たんぱく質が不足すると、筋肉量が減り、集中力や気分の安定にも影響が出る。



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