「損してるかも」腎臓のために運動を頑張っても効果が減る“残念な落とし穴”→【専門医が教える】歩行の“万能薬”効果を最大限にする7大ポイント


【イラストで見る】臓器100年時代を生き抜くための腎臓ケア

以下では、その上月教授が「腎臓の寿命を延ばすための運動のやり方(ウォーキング編②)」について解説します。

■多くの人が「もったいない歩き方」をしている

 ウォーキングは腎機能を強化したり長持ちさせたりするための「特効薬」と言って間違いありません。

 しかしながら、近所をウォーキングしている方々の様子を見ていると、残念ながら「腎臓に効果的な歩き方」がちゃんとできている人はそう多くありません。つまり、あまり効果的とは言えない「もったいない歩き方」をしている方々が大半を占めているのです。

 最近はウォーキング人口がだいぶ増えてきて、街中や公園を歩いている中高年をよく目にするようになりました。街中では高齢夫婦が連れ立って歩いているのもよく見かけますし、早朝の公園では、近所の仲良しグループなのか、何人かの仲間と連れ立って楽しくしゃべりながら歩いている方々もよく見かけます。

 しかし、そうやって歩いている人のほとんどは早歩きとは程遠いゆったりペースです。背中を丸め気味で、腕もあまり振らず、歩幅も狭く、ひざも伸びていない人が目立ちます。おしゃべりしながらだと自然にこういう歩き方になってしまうのかもしれませんが、大半の方々が「だらだら歩き」「とぼとぼ歩き」と形容したほうが似つかわしい歩き方をしているのです。



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