KAT-TUN異例の解散後ライブに赤西仁がサプライズ登場!ファンも涙した“歴史尊重”演出

今年3月に解散した人気アイドルグループKAT-TUNが、11月8日に千葉県のZOZOマリンスタジアムでラストライブ『Break the KAT-TUN』を開催し、異例の“解散後ライブ”として大きな話題を呼びました。解散時のメンバーである亀梨和也(39)、上田竜也(42)、中丸雄一(42)の3人が集結し、有終の美を飾ったこのライブでは、かつてのメンバーたちの動向にも熱い注目が集まっています。長年にわたりグループを応援してきたファン(通称ハイフン)にとって、感動と驚きに満ちた特別な夜となりました。

異例の「解散後ライブ」がZOZOマリンスタジアムで開催

通常、解散前に開催されることが多いラストライブが、KAT-TUNの場合、グループ解散後に実施されたという点で異例中の異例と言えるでしょう。このサプライズ発表は、多くのファンを喜びと期待で包みました。ZOZOマリンスタジアムには、亀梨和也、上田竜也、中丸雄一の3人が集結。グループの集大成として、彼らはこれまでの活動を振り返るパフォーマンスを披露し、ファンに感謝の気持ちを伝えました。このライブは、長年の活動にピリオドを打つにふさわしい、感動的な幕切れとなりました。

KAT-TUNの波乱の歴史:メンバー脱退の経緯

KAT-TUNは2001年にジャニーズJr.内ユニットとして、亀梨、上田、中丸に加え、赤西仁(41)、田中聖(40)、田口淳之介(39)の6人で結成されました。2006年3月17日には、CDデビュー前のアーティストとして史上初となる東京ドーム単独公演を成功させ、同年3月22日に『Real Face』でCDデビューを果たすと、瞬く間にトップアイドルの座を駆け上がりました。しかし、その輝かしい道のりは決して平坦ではありませんでした。

結成から華々しいデビュー、そして赤西仁の脱退

2010年7月、赤西仁がソロ活動に専念するためグループを脱退。これはKAT-TUNにとって最初の大きな転機となりました。赤西の脱退後もグループは活動を続けましたが、ファンの間には寂しさが広がりました。彼のソロ活動への移行は、当時のジャニーズ事務所の方針や、メンバーそれぞれのキャリアプランに大きな影響を与えたとされています。

田中聖、田口淳之介の相次ぐ脱退と3人体制へ

2013年9月には、「度重なるルール違反」を理由に田中聖がジャニーズ事務所との専属契約を解除され、KAT-TUNからも脱退。さらに2016年3月には田口淳之介も脱退を表明しました。田口の脱退理由は当時詳細に語られませんでしたが、2018年4月28日放送のテレビ番組『特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル』で、彼自身が「リアルな30歳の田口淳之介という人生を歩きたかった」と述懐しています。相次ぐメンバーの脱退により、KAT-TUNは最終的に亀梨、上田、中丸の3人体制へと移行しました。

体調不良の中、パチンコ営業に励む田口淳之介氏の近影体調不良の中、パチンコ営業に励む田口淳之介氏の近影

「3人体制になった後はマイペースな活動を続けていたため、解散の発表は意外だったという声もありました。しかし、解散と同時に亀梨さんがSTARTO ENTERTAINMENTを退所しており、亀梨さんとSTARTO社との間に何らかの軋轢があったのではないかとも囁かれました。ラストライブが解散後に行なわれたのも、急遽解散が決まったためと見られています」(ワイドショー関係者)

グループの歴史を尊重した感動の演出

今回のラストライブでは、現在の3人だけでなく、かつてのメンバーたちの存在を強く感じさせる演出が随所に散りばめられていました。脱退した3人のメンバーを含む過去のライブ映像が使用されたほか、デビュー曲は6人時代の映像とともに披露され、多くのファンを感動の渦に巻き込みました。特に、元メンバーたちのソロパートでは当時の音声がそのまま使われるなど、グループの歴史に対する深い敬意が示されました。この「歴史尊重」とも言える演出に、会場に詰めかけた多くのハイフンが涙を流しました。「過去の全てを受け入れるような温かい演出で、改めてKAT-TUNを好きになって良かったと感じました」と語るファンも少なくありませんでした。

赤西仁、サプライズ来場とSNS投稿が話題に

今回のラストライブには、なんと元メンバーの赤西仁も会場に足を運んでいました。彼は自身の公式インスタグラムで11月9日、客席からステージを撮影した写真とともに「ひっさしぶりー プレゼント渡してきた」と投稿し、大きな反響を呼びました。さらに、ライブ衣装を着た現メンバー3人との記念写真や、中丸雄一の顔のドアップ写真も公開。このサプライズ投稿は、ファンの間で瞬く間に拡散され、歓喜の声が上がりました。

ネット上のハイフンたちは、赤西が差し入れたプレゼントの紙袋に書かれた店名から、それが高級シャンパンかワインではないかと推測し、盛り上がっていました。また、赤西の周りに4つの同じ黒い紙袋が置かれていたことから、「メンバー3人だけでなく、元メンバーの田口さんへの差し入れも用意していたのではないか」といった憶測も飛び交い、元メンバー間の絆の深さを感じさせるエピソードとして、さらに注目を集めました。

ライブの意義とグループの未来への期待

KAT-TUNの異例の解散後ラストライブは、単なる終演ではなく、グループの波乱に満ちた歴史、そしてメンバー間の変わらぬ絆を改めて確認する場となりました。現メンバー3人のパフォーマンスはもちろんのこと、過去の映像や赤西仁のサプライズ登場など、随所にちりばめられた「歴史尊重」の演出は、ファンにとって忘れられない感動を与えました。これは、KAT-TUNが単なるアイドルグループではなく、多くの人々の記憶に刻まれる伝説的な存在であることを示しています。今後、メンバーそれぞれが新たな道を歩む中で、彼らの活動がどのように展開していくのか、ファンは期待と温かい眼差しで見守り続けることでしょう。