「服は入らないし、申し訳ない」「でも食べることを止められない」 15歳でモデルデビューした藤井サチが明かした過食嘔吐と向き合った日々


【写真】アンニュイな表情…頬杖をつく藤井サチさん

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――著名人の方に、コンプレックスとの向き合い方について伺う連載なのですが、藤井さんはかつて体形がコンプレックスだったとお聞きしました。

 15歳のころに「Seventeen」でモデルを始めてから、そう思うようになりました。スタイリストさんが用意してくださった洋服を着るときに、他のモデルちゃんたちはスッと着替えることができるのに、私だけお尻のところで引っかかることがあったんです。母親がアメリカ人で、体つきが少しカーヴィーなんです。

――誰かに指摘されたわけではなく、自分でそう思うようになったんですね。

「私はけっこう太っているかもしれない」「モデルならもっと痩せなきゃいけない」って自分で思い込んでしまったんです。でも大人になって考えると、周りのメディアに影響されすぎていたのかもと思うんです。電車に乗ると、ダイエット広告で溢れ、雑誌でも、「夏までにマイナス5キロ」といった特集があるし、体形を意識しやすい環境に置かれていた気がします。

 日本だけではなく、海外のモデルさんもすごいプロポーションじゃないですか。ヴィクトリアズ・シークレットのショーを見て、「こうならなければ」という固定観念を作ってしまったんだと思います。

 それで、極端な食事制限に走ってしまいました。カロリー計算できるアプリを使い、一日400キロカロリーに抑えるために試行錯誤していました。「今日も400キロに抑えられた」「これで眠れる」みたいなことを毎日考えていて、すごく変な状況でした。このことを家族が知ったら反対されるのはわかっていたので、体形の悩みも言うことができなかったんです。



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