愛子さま24歳のお誕生日:公務拡大と輝かしい歩み

2025年は、愛子さまにとって公務の幅が大きく広がった一年となりました。6月と9月には、戦後80年の慰霊の旅として、天皇皇后両陛下と共に初めて沖縄と長崎をご訪問。そして11月17日から22日には、初の外国公式訪問となるラオスでの公務を果たされるなど、国際舞台でもその存在感を示されました。世界へと羽ばたく愛子さまは、12月1日に24歳のお誕生日を迎えられました。多くの「愛」に囲まれ、着実に歩んでこられた愛子さまの、中学入学から成年までの道のりをご紹介します。

自分らしさを育む歩み:中学入学から成年まで

愛子さまは、頭脳明晰で運動神経も抜群、課外活動にも熱心に取り組まれるなど、常に真摯な姿勢で多様な経験を積んでこられました。学習院の教員からも「何事に対しても丁寧に努力されるのは、高い感受性とまっすぐなお気持ちがおありだから」と高く評価されています。

学習院での学びと成長

2014年4月、学習院女子中等科にご入学された愛子さまは、両陛下と共に入学式に臨まれ、記者団からの問いかけに「楽しみにしています」と明るく応じられました。その後、2015年4月のオール学習院大合同演奏会では、学習院中等科管弦楽部の一員としてチェロを演奏。客席の雅子さまから大きな拍手が送られたことは、記憶に新しいでしょう。2013年と2014年には、学習院OB管弦楽団の一員である陛下との親子共演も実現されています。また、2016年3月には東京都美術館で開催された「ボッティチェリ展」をご鑑賞。日本とイタリアの国交樹立150周年を記念したこの絵画展では、解説にも熱心に耳を傾けられ、芸術への深い関心と知性を示されました。

24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)

海外経験と自然との触れ合い

国際的な視野を広げるため、2018年7月には高校の研修プログラムを利用し、ロンドン郊外のイートン校サマースクールにご参加。ご出発時には、初々しい笑顔を見せられました。イギリスから帰国してわずか一週間後の2018年8月には、須崎御用邸でご静養。水色のチェック柄のワンピースにカラフルなサンダルという涼しげな装いが印象的でした。さらに、2019年3月には長野でご静養。17歳になられた愛子さまはスキーの技術をさらに上達させ、急斜面も優雅に滑降するほど。奥志賀高原では上級者向けコースにも挑戦し、スキー焼けするほど楽しまれた様子が報じられました。

多様な関心と成年皇族としての第一歩

幼少期から力士のしこ名や出身地を覚え、星取表をつけるほどの相撲好きとしても知られる愛子さまは、2020年1月の大相撲初場所もご観戦され、熱心にメモを取られていました。そして2021年12月には成年行事に臨まれました。本来であれば国費で制作されるティアラの新調を、コロナ禍で苦境にある国民に配慮し見送られるなど、周囲への深い思いやりを示されました。

結びに

24歳を迎えられ、公務の舞台を世界へと広げられている愛子さまのこれまでの歩みは、学業、文化、スポーツ、そして国際交流と多岐にわたります。高い感受性と真摯な姿勢で経験を重ね、国民に寄り添う心をお持ちの愛子さまは、まさに「愛」に満ちた存在です。今後も、愛子さまがその輝かしい個性と能力を存分に発揮され、皇室の未来を担う一員として、さらにご活躍されることを心から期待いたします。