11月30日に還暦を迎えられた秋篠宮さまが、これに先立って行われた記者会見で近況を語られました。その中で、9月に長男・悠仁さまが「成年式」の一連の儀式や行事を無事に終えられたことへの安堵や、長女・小室眞子さんの第一子出産について触れるなど、父としての温かい「素顔」を垣間見せる場面がありました。この会見は、皇室に関心を持つ多くの人々の注目を集めました。
40年ぶり「成年式」終えた悠仁さまへの感慨
今年の秋篠宮家にとって大きな出来事の一つは、悠仁さまの成年式でした。悠仁さまは昨年9月6日に18歳で成年を迎えられましたが、高校3年生で受験生だったため、成年式の一連の儀式や行事は今年の9月6日から10日にかけて行われました。これは、1985年に秋篠宮さまご自身が20歳になられて以来、実に40年ぶりとなる成年式であり、父である秋篠宮さまにとっては感慨深いものだったことでしょう。
記者会見で40年ぶりの成年式について問われた秋篠宮さまは、「成年式が行われるのは40年ぶりということで、恐らくそれを支えてくれた宮内庁の職員も、いろいろと調べることがあって大変だったんだろうと思います」と、関係者の労をねぎらう言葉から始められました。続けて、「長男の成年式に関係することですけれども、まず、私の中ではずっと小さいというイメージがあるんですね。その長男が、成年は去年終わっているわけですけれども、もう成年式ということになると、時の流れの速さを感じました」と、親としての率直な心境を明かされました。悠仁さまが成年式に向けて入念に準備された様子や、賢所での参拝の際の所作を繰り返し稽古されていたことにも触れ、「大人になったんだなと感じました」と、成長を喜ばれるまなざしを向けられました。
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「良き話し相手」に成長した悠仁さまの素顔
会見では、家庭での悠仁さまのエピソードについても質問が及びました。秋篠宮さまは、「まず家庭ですけれども、家庭では私の良き話し相手になってくれています」と、親子の微笑ましい関係性を語られました。具体的なエピソードとしては、「割と最近では、一緒に稲刈りをしたりしました」と、自然の中での共同作業を通じて深まる絆をうかがわせました。
さらに、悠仁さまの大学生活について、「私は大学での様子はあまり知らないんですが、話をしていると、かなり充実した大学生活を送っているようで、そのことを嬉しく思っています」と、遠くから見守る父親の愛情を示されました。大学での具体的なエピソードはご存じないとしつつも、関連する事柄として、「今、東京にいるときもありますけれど、つくばの方に泊まっていることもあります。それでどうも自炊をしているようなんですね」と明かされました。そして、「いつだったか、少し前ですけれども、庭の畑で採れた野菜を持って行ってポテトサラダを作ったりとか、それからまた、栗御飯を作ったなどというその時の写真が、メッセージと共に送られてきました。それぐらいでしょうかね」と、親元を離れて自立した生活を送る悠仁さまのほほえましい一面を披露されました。
秋篠宮さまの還暦の記者会見は、公務に励むご自身の近況とともに、お子様方への深い愛情と、成長を見守る親としての温かい心情が伝わる貴重な機会となりました。特に悠仁さまの成年式や日々の生活に触れる言葉からは、お子様方の健やかな成長を願う親としての「素顔」が垣間見え、多くの人々に感動を与えました。





