山瀬まみ、子宮体がん乗り越え奇跡の復帰──夫・中上雅巳の献身的な支え

約26年前、「この人となら、じいさん、ばあさんになってもやっていける」と語ったタレントの山瀬まみ(56)は、年下の俳優・中上雅巳(53)との結婚会見で幸せをにじませていました。来年、芸能生活40周年を迎える彼女は、アイドル歌手としてデビュー後、元祖バラドルとして活躍し、『新婚さんいらっしゃい!』のアシスタントを25年間務めるなど、長きにわたり芸能界を牽引してきました。しかし今年3月、山瀬は突然の休養を発表。彼女を襲ったのは、子宮体がんという病でした。

山瀬まみ、病との闘いと奇跡的な回復

関係者によると、山瀬まみは10月に復帰したラジオ番組で、自身が子宮体がんを患い、3月に全摘出の手術を受けていたことを告白しました。さらに、手術中に脳梗塞を発症し、一時はICU(集中治療室)に運ばれる事態に。医師から家族へ「言葉を話すことはないだろう」と伝えられるほどの危機的な状況でした。当初は2カ月での仕事復帰を予定していましたが、脳梗塞の影響でリハビリに時間を要しました。しかし、意識を取り戻した山瀬は懸命なリハビリに励み、体の麻痺もなく、奇跡的な復帰を果たしました。この7ヶ月間、病と向き合う妻を支え続けたのが、夫の中上雅巳でした。

子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ

夫・中上雅巳の揺るぎない献身

1999年の結婚以来、中上雅巳は映画やテレビドラマにも出演していましたが、2015年以降は露出が減少。この状況から、過去には不仲説や別居疑惑が浮上したこともありました。しかし、関係者は「山瀬さんは主にテレビ、中上さんは舞台を中心に活躍しており、テレビ露出が減る中で夫婦仲に関するエピソードも少なくなっていったことが原因。実際には今も『まみちゃん』『雅巳くん』と呼び合うほど円満で、以前にも増して仲が良いと聞く」と証言しています。

中上は、闘病中の山瀬に寄り添い続けました。頻繁に病室へ通い、妻を勇気づけ、リハビリをサポート。退院後も山瀬の体力が回復するまで食事を作り、通院にも欠かさず同伴したといいます。11月上旬、医療施設付近で目撃された2人の姿は、その強い絆を物語っていました。帽子にマスク姿の山瀬がゆっくりと歩き、中上は彼女の後ろを付かず離れずの距離で歩く姿は、付き添いに慣れた様子でした。

人生の危機を乗り越え、ゆっくりと歩幅を揃え始めた夫婦は、再び前を向いて歩み出しています。後編では、闘病を支えてきた中上が語る「夫婦の近況」について詳報される予定です。