11月30日に60歳の誕生日を迎えられた秋篠宮さまは、それに先立ち行われた記者会見に臨まれました。この節目の会見には、昨年の「皇族は生身の人間」という発言が波紋を呼んだこともあり、報道各社から大きな注目が集まっていました。特に焦点となっていたのは、長女である眞子さま・小室圭さん夫妻に関するご発言がどのように語られるかという点でした。
60歳のお誕生日に際して、記者会見に臨まれた秋篠宮さま
「生身の人間」発言の波紋と記者会見の焦点
昨年の会見において、秋篠宮さまは女性皇族が結婚後も皇室に残る案について問われた際、「皇族は生身の人間なわけで、宮内庁の然るべき人たちは、その人たちがどういう考えを持っているかということを知っておく必要があるのではないか」と発言されました。この踏み込んだお言葉は関係者の間に広がり、今年の会見では、小室圭さん・眞子さん夫妻に関する言及が大きな注目点の一つとして挙げられました。
眞子さま・小室圭さん夫妻への「頑ななご姿勢」
2021年11月に小室夫妻がアメリカへ移住してから既に4年が経過していますが、秋篠宮さまは夫妻に関する直接的な言及を避けられてきました。例えば、渡米後の2021年11月の会見では、圭さんのことを「夫のほう」と表現され、決して名前を呼ばれることはありませんでした。眞子さまについても同様で、翌年の会見では近況についての質問に対し、「長女のことですけれども、これは本人が近況などについての自分のことについては話をするのは控えてほしいということを申しているようですので、私もここではお話を控えることにいたします」と回答され、記者たちを驚かせました。
インドネシアからご帰国された天皇皇后両陛下をお出迎えの秋篠宮ご夫妻
紀子さまが公表された「眞子さまへの思い」
秋篠宮さまのこうした「頑ななご姿勢」とは対照的に、紀子さまは過去2年間、誕生日会見に際してメディアに公表された文書回答で、眞子さまへの深い思いを発信されてきました。例えば、2024年9月には「この暑い季節を、長女の眞子はどう過ごしているかしら、元気にしているかしらと思い……」と綴られています。さらに今年5月には眞子さまの第1子出産が公表され、2024年9月の紀子さまのメッセージでは、再会を待ち望まれる内容が示唆されました。この違いは、同じ家族であっても、個々の感情表現や公の場での対応に異なるアプローチがあることを浮き彫りにしています。
今回の秋篠宮さまの会見は、皇室のあり方や、その中で生きる個人の心情が交錯する複雑な状況を改めて示唆するものとなりました。今後の皇室の動向、そして眞子さま・小室圭さん夫妻の行く末は、引き続き多くの人々の関心を集めることでしょう。





