《高市台湾発言》大御所歌手が“日本が攻撃目標になる”と撤回求めて波紋…芸能人も“参戦”して混乱深まる


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旧満州生まれの加藤登紀子

 高市氏が自民党総裁に選ばれた際に加藤は沖縄県に滞在しており、コメントは沖縄問題を絡めたものともなった。

「加藤さんは、沖縄の人は離島に基地が作られることにものすごく危機感を持っていると指摘。『日本が防衛を増強するということは、日本がやる気だということは、つまり日本を攻撃目標にしてもいいよというようなことを言っている結果になるので、非常に危機をあおる状況がすでにありますよね』、『本気でやるという姿勢を高市さんが示しちゃったということなんですよ』と指摘しました」

 加藤の発言に対し、《危機波及への視点には同調できるが、撤回すれば必ず沈静化するという根拠はなく、沈静化するかも不明》、《それは一つの考え方ではあり、個人の意見ではあるとは思いますが、芸能人含め著名人たちが政治に対して突っ込みすぎだと思います》など、ネット上ではさまざまな意見が並ぶ。 

 こうした声が寄せられる理由を政治ジャーナリストが指摘する。

「もともと加藤さんは反戦や平和についてのメッセージを強く押し出されてきた方です。今回の発言もそうした考えにのっとったものだと思いますが、芸能人の方は発信力がある分、政治について語るとさまざまな意見を集めてしまいがちです」

 加藤は番組内では自身の音楽活動に絡めた発言も行っている。

「加藤さんは8月23日に生まれ故郷である旧満州、中国のハルビンでコンサートをしたと話し、中国の人たちは親日的であり、日本のポップミュージックで育った世代は音楽やアニメへのリスペクトがあると指摘。浜崎あゆみさんやゆずの中国ライブの中止はとても残念としながらも、民間の中での交流活動は続けていって欲しいと話していました」(前出・政治ジャーナリスト)

 高市氏の台湾有事をめぐる発言は、すでに政治の世界にとどまらず多方面に影響をおよぼしている。その分、今回の加藤の発言もとりわけ注目を集めてしまったのだろう。



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