片山さつき財務相(66)が12月1日夜、東京都内で大規模な政治資金パーティを開いていたことが 「週刊文春」 の取材で分かった。専門家によると、大臣規範に抵触する可能性がある。
【実際の写真】「保守論壇からも続々と登壇!」と記されたパーティーのパンフレット
この政治資金パーティは〈2025 参議院議員 片山さつき政経セミナー〉と題して、都内ホテルの最大収容人数2200人の大規模会場で開催。片山氏が参加した。
「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」では、〈政治資金の調達を目的とするパーティで、国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する〉と定められている。資金管理団体「片山さつき後援会」の収支報告書によると、昨年同じホテルで開催した「政経セミナー東京 12月」では2796万円の収入があり、今回も同様の規模だった可能性がある。
政治資金に詳しい神戸学院大学教授の上脇博之氏が指摘する。
「一般的に大規模なパーティとは、政治資金規正法で定められている1000万円以上を集める『特定パーティ』のことと解するのが妥当です。今回それ以上の収入があれば、大臣規範に抵触していると言えるでしょう」
片山事務所は書面で次のように回答した。
「ご質問のセミナーにつきましては、毎年、定期的に行っており、大臣就任前から予定していたものでございますので大臣等規範には抵触しないと考えています」
配信中の 「週刊文春 電子版」 記事では、パーティに集まる人々、会場入りする片山氏の様子を写真付きで実況中継。事務所関係者の証言などを含めて報じている。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年12月11日号






