女優の趣里(35)が、今年9月下旬に第1子を出産後わずか2ヶ月という異例の速さで女優業に復帰し、大きな注目を集めています。彼女を支えるのは、父・水谷豊(73)と母・伊藤蘭(70)による全面的な育児サポート。一方で、夫であるタレントで俳優の三山凌輝(26)は、所属グループBE:FIRSTからの脱退を発表し、新会社設立と飲食事業への参入という新たな道を歩み始めています。この転換期を迎える夫婦と、それを巡る家族の複雑な心情が明らかになってきました。
趣里、出産後わずか2ヶ月で女優業に復帰
趣里は現在、映画『踊る大捜査線N.E.W.』の撮影に臨んでいます。出産からわずか2ヶ月での現場復帰にもかかわらず、主演の織田裕二(57)と共に捜査にあたる女性刑事という大役を軽快に演じていると報じられています。この早すぎる復帰の背景には、両親である水谷豊と伊藤蘭が育児を全面的に支援していることが大きく影響しています。趣里は仕事中、子供を実家に預けることが多く、両親の協力がなければ、このスピード復帰は難しかったことでしょう。
伊藤蘭と趣里(写真:本誌写真部)
三山凌輝、BE:FIRST脱退と新会社設立、そして飲食事業へ
一方、夫の三山凌輝は、今年11月に所属していたダンス&ボーカルグループBE:FIRSTからの脱退を発表しました。同月27日には、自身が社長を務める新会社「Star Of Wonder.」を立ち上げ、ソロアーティストとしての音楽活動や俳優業を継続していくことを明らかにしました。
もともと三山は、日本最大のクマ被害をテーマにしたNetflix作品の撮影が12月に予定されていましたが、ロケ地付近でのクマ出没により撮影が中止に。これにより彼のスケジュールに大きな余裕ができたことが、新会社設立と新たな事業への強い意志を促したと見られています。
三山は、新会社設立と同時にファンとの交流プロジェクト「Life Community」を発足。その第一弾として、父親の協力を得て、東京・吉祥寺にあんかけパスタ専門店「親父のあんかけパスタ」を12月13日にオープンさせると発表しました。インスタライブでは、「父と毎日、試行錯誤している」「地元・名古屋の名店の味を再現することを目指している」と語り、東京でまだ知られていない「あんかけパスタ」で「絶対的な“優勝あんかけパスタ”を提供できる自信は確実にあります」と熱意を見せています。かつて「ハリウッド作品に出たい」と語っていた三山が、俳優業が窮地の中で飲食事業という異分野に再起を懸ける姿は、彼の強い決意の表れと言えるでしょう。
義母・伊藤蘭の懸念と趣里の変わらぬ支援
三山の新たな挑戦に対し、義母である伊藤蘭は懸念を抱いているようです。歌手活動を続ける蘭は、昨年のインタビューで夫・水谷との平穏な老後生活を望む発言をしていました。「夫婦で旅行に出かけるとか、2人で一緒に料理を作ったりだとか」と語っていた蘭にとって、三山の“迷走”とも映る現在の活動は、少なからず「老後の計画が崩れてしまった」という思いを抱かせていると、水谷家の知人は明かします。
昨年4月には、三山の元交際相手との金銭トラブルが報じられ、蘭は結婚に難色を示していた時期もありましたが、現在では二人の結婚生活を全面的に応援しているといいます。しかし、今年の一連の騒動や複数の事業展開を見るにつけ、三山の今後を深く案じる気持ちは強いようです。
一方で、趣里は夫を支え続ける覚悟を見せています。「どんなことがあろうと、私だけはあなたの味方」と、三山への揺るぎない支援を表明していると芸能関係者は語ります。
趣里の女優復帰と三山凌輝の新たな挑戦、そして家族の複雑な心情が絡み合う中、はたして趣里の変わらぬサポートは三山の再起を成功に導くことができるのでしょうか。今後の二人の活動と家族の行方が注目されます。





