兵庫県知事選:市長会22名が稲村氏支持表明で波紋、維新県議が苦言「何をやってるんだ」

兵庫県知事選挙は17日に投開票を控える中、選挙戦終盤で波乱が生じている。県内の市長会有志22名が前尼崎市長の稲村和美氏への支持を表明したことに対し、日本維新の会の門隆志県議が自身のX(旧Twitter)で「何をやってるんだ」と苦言を呈した。この動きは、県民、そして他の候補者にも大きな影響を与える可能性がある。

選挙終盤での市長会による稲村氏支持表明の経緯

11月13日、市長会有志21名の連名で「稲村和美さんを支持する表明について」という文書が出され、稲村氏への支持が表明された。翌日の14日には、宝塚市の山崎晴恵市長も加わり、計22名による支持表明の会見が行われた。この突然の支持表明は、選挙戦終盤というタイミングもあり、大きな注目を集めている。

兵庫県知事選の候補者ポスター兵庫県知事選の候補者ポスター

維新県議・門氏の反応と今後の選挙戦への影響

門県議は、市長会による支持表明について、「政治家として個別に意見表明するのはいいけど、選挙期間中に市長会有志22名として特定候補の支援を表明するのは齋藤さんが再選されたとしても引き続き混乱させる気があるとしか思えない」とXに投稿。斎藤元彦前知事が再選した場合でも、県政運営に混乱が生じる可能性を指摘した。

この支持表明は、選挙結果にどのような影響を与えるだろうか。 著名な政治アナリスト、藤本一郎氏は「選挙終盤での市長会の動きは、有権者の投票行動に少なからず影響を与えるだろう。特に、地方自治体の首長からの支持表明は、その地域住民にとって大きな意味を持つ」と分析している。

他の候補者の反応と今後の展望

今回の市長会による支持表明に対し、他の候補者からは様々な反応が出ている。 一方、今回の知事選には、稲村氏、斎藤氏以外にも、清水貴之氏、大沢芳清氏、福本繁幸氏、立花孝志氏、木島洋嗣氏の計7名が立候補している。今後の選挙戦の行方は、予断を許さない状況となっている。

兵庫県知事選:混迷深まる選挙戦の行方

今回の市長会による稲村氏支持表明は、兵庫県知事選にさらなる波紋を広げている。 神戸市、芦屋市、明石市、西脇市、豊岡市、養父市、三田市 の7市長は支持表明に加わっていない点も注目される。今後の選挙戦は、各候補の政策論争だけでなく、今回の支持表明を巡る議論も焦点となりそうだ。 県民の選択はいかに。17日の投開票に注目が集まる。