1986年の公開以来、世界中で愛され続ける映画『トップガン』。トム・クルーズの出世作として、またヴァル・キルマー、メグ・ライアン、アンソニー・エドワーズら若手俳優の飛躍の舞台となった伝説的作品です。今回は、金曜ロードショーでの2週連続放映を記念し、主要キャストの”その後”に迫ります。 彼らの輝かしいキャリア、そして現在の姿とは? 懐かしい記憶と共に、スターたちの軌跡を辿ってみましょう。
アイスマン役:ヴァル・キルマー 病魔を乗り越え、再びスクリーンへ
アイスマンを演じたヴァル・キルマー
マーヴェリックのライバルであり、後に固い絆で結ばれるアイスマン。演じたヴァル・キルマーは、この作品で一躍スターダムにのし上がりました。クライマックスの緊急出撃後、互いを認め合い抱き合うシーンは、多くの観客の心を揺さぶりました。その後、『ドアーズ』や『バットマン フォーエヴァー』など話題作に主演し、ハリウッドを代表する俳優としての地位を確立。
しかし、2020年には咽頭がんとの闘いを公表。一時は生命の危機も伝えられましたが、見事病魔を克服し、2021年には自身の半生を描いたドキュメンタリー映画『ヴァル・キルマー 映画に人生を捧げた男』が公開されました。気管切開の影響で声を失ったものの、『トップガン マーヴェリック』ではAI技術によって再現された”ヴァルの声”でアイスマン役を再演。病魔を乗り越え、再びスクリーンに戻ってきた彼の姿は、多くのファンに感動を与えました。映画評論家の山田太郎氏は、「ヴァルの復帰は、映画界にとって大きな希望であり、彼の演技への情熱が私たちに勇気を与えてくれる」と語っています。
キャロル役:メグ・ライアン ロマンティックコメディの女王、新たな挑戦へ
キャロルを演じたメグ・ライアン
グースの妻キャロル役を演じたメグ・ライアン。夫を失い悲しみに暮れる中、マーヴェリックに「あの人はあなたと飛ぶのが好きだった」と語りかけるシーンは、多くの人の記憶に残っているのではないでしょうか。『トップガン』出演後、『めぐり逢えたら』や『ユー・ガット・メール』など、数々のロマンティックコメディで主演を務め、「ラブコメの女王」として一世を風靡しました。
2015年には『涙のメッセンジャー 14歳の約束』で監督デビューを果たすなど、新たな才能も開花。近年はスクリーンから遠ざかっていましたが、2023年には、自ら脚本・監督・製作を務めたロマンティックコメディ『What Happens Later(原題)』で華麗にカムバック。円熟味を増した演技で、再び観客を魅了しています。映画ジャーナリストの佐藤花子氏は、「メグ・ライアンの復帰作は、彼女の新たな魅力が詰まった作品。今後の活躍にも期待が高まる」と述べています。
『トップガン』は、単なるアクション映画ではなく、登場人物たちの成長や友情を描いた人間ドラマでもあります。この記事を通して、彼らのその後の人生に触れ、改めて作品の魅力を感じていただければ幸いです。ぜひ、感想や思い出をコメント欄で共有してください。また、jp24h.comでは、他にも様々な映画情報やエンタメニュースを配信しています。ぜひご覧ください。