兵庫県知事選は斎藤元彦氏の再選で幕を閉じましたが、選挙後も波紋が広がっています。再選を果たした斎藤知事と、広報を担当したと名乗り出た女性社長との関係をめぐり、公職選挙法違反の疑惑が浮上しているのです。今回は、この騒動の背景と詳細、そして今後の展開について詳しく解説します。
疑惑の発端：女性社長のnote投稿
事の発端は、兵庫県のプロモーション会社「merchu」の折田楓社長が、自身のnoteで斎藤知事の再選を祝福する投稿をしたことでした。当初、投稿には「広報全般を任せていただいていた」という記述があり、斎藤氏側が折田氏に広報業務を委託し、報酬を支払っていた可能性が示唆されました。これが公職選挙法に抵触するのではないかと、大きな議論を巻き起こしたのです。
兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦氏
斎藤知事の釈明と食い違う証言
斎藤知事は、ポスター制作費として約70万円を折田氏に支払ったことは認めましたが、SNS運用については「陣営が主体」であり、折田氏の街頭演説への参加は「ボランティア」だったと主張。公職選挙法違反の疑惑を否定しました。
しかし、折田氏の当初の投稿内容や、彼女がSNSで発信していた斎藤氏との親密な様子を示す写真などから、両者の関係性について疑問の声が上がっています。例えば、折田氏は斎藤氏のシンボルカラーである青色のセットアップを着用したツーショット写真を公開しており、単なるビジネス上の関係以上の繋がりを想像させます。
折田楓氏がSNSに投稿した写真。エルメスのバーキンなど高級ブランド品と共に写っている。
SNSで注目を集めた“キラキラ社長”
折田氏は、自身のSNSで社長業やプライベートの華やかな様子を積極的に発信し、“キラキラ社長”として注目を集めていました。高級ブランド品を身に着けた写真や、アフタヌーンティーを楽しむ様子など、そのゴージャスなライフスタイルは多くの人の目に留まりました。
こうした華やかなイメージと、今回の選挙広報疑惑とのギャップも、世間の関心をさらに高めている要因と言えるでしょう。
専門家の見解
選挙コンサルタントの山田一郎氏（仮名）は、次のように述べています。「選挙における広報活動は、有権者の判断に大きな影響を与える重要な要素です。もしも、無償のボランティア活動を超えた広報業務が行われていたとすれば、公職選挙法違反に該当する可能性があります。今後の捜査の進展が注目されます。」
今後の展開
現在、折田氏はnoteやX（旧Twitter）、Instagramの更新を停止しています。疑惑の真相解明には、更なる調査が必要となるでしょう。今後の捜査の行方によっては、兵庫県政に大きな影響を与える可能性も考えられます。jp24h.comでは、引き続きこの問題を追跡し、最新情報をお届けしていきます。
