中山美穂さんが54歳という若さで急逝してから一夜明けた12月7日、深い悲しみが日本中に広がっています。同日午後1時過ぎ、妹で女優の中山忍さん(51)が、都内にある美穂さんの自宅を訪れました。
中山忍さん、深い悲しみの中、姉の自宅へ
報道陣の前に姿を現した中山忍さんは、ワンボックスカーから降りると深々と一礼。憔悴した様子で、言葉を発することなく美穂さんの自宅へと入っていきました。前日の午後8時過ぎにも、目を潤ませながら自宅を訪れていた忍さん。突然の姉の死に、深い悲しみに暮れている様子が伺えます。
中山忍さんが報道陣に一礼
中山美穂さん、突然の訃報:死因は病死か
捜査関係者によると、中山美穂さんは6日、自宅の浴槽で亡くなっているのが発見されました。発見当時、湯を張った浴槽の中で動かなくなっていたとのことです。事件性はなく、病死の可能性が高いとみられています。
当日、中山さんは大阪市内でコンサートを予定しており、午前7時までは仕事関係者とLINEでやり取りをしていたそうです。しかし、午前9時にJR品川駅発の新幹線に乗るはずだった中山さんは、待ち合わせ場所に現れず、心配した事務所関係者と知人が自宅を訪れ、変わり果てた姿を発見、110番通報しました。正午頃に死亡が確認されました。
ミポリンの愛称で親しまれた国民的アイドル
1985年にTBS系ドラマ「毎度おさわがせします」で女優デビューした中山美穂さん。1987年のTBS系ドラマ「ママはアイドル!」で演じた役名の愛称「ミポリン」は、そのまま彼女自身の愛称として定着し、国民的アイドルとして一世を風靡しました。
歌手としても1985年に「C」でデビュー。1988年から7年連続でNHK紅白歌合戦に出場するなど、歌手活動でも大きな成功を収めました。
輝かしいキャリアと波瀾万丈の私生活
2002年には芥川賞作家でミュージシャンの辻仁成氏と結婚、翌年にはパリに移住し、長男を出産。一時は専業主婦として生活していましたが、2014年に離婚。その後、2019年に歌手活動を再開し、20年ぶりに新作アルバムをリリース、昨年には約24年ぶりの全国ツアーを開催するなど、精力的に活動していました。つい先日、12月1日には横浜市内でコンサートを行ったばかりでした。
突然の別れに悲しみの声
突然の訃報に、芸能界をはじめ、多くのファンから悲しみの声が上がっています。彼女の歌声と笑顔は、永遠に私たちの心に刻まれるでしょう。ご冥福をお祈りいたします。