美容外科TCBでの研修が原因で歩行困難に…元勤務医の悲痛な告白

美容医療は、中高生でも利用するほど身近な存在になりました。しかし、施術を受ける前に、元美容クリニック医師の衝撃的な告白に耳を傾けてください。彼はTCBでの研修中に受けた施術の後遺症で、歩行困難になってしまったのです。

若き医師を襲った悲劇

「まさか自分がこんなことになるなんて…」元美容クリニック医師のS氏は、杖をつきながら語りました。20代後半でテニスを趣味とするほど健康だった彼が、なぜ歩行困難になってしまったのでしょうか?

S氏は2022年4月、大手美容クリニックTCBに採用され、北関東のクリニックに配属されました。研修中に院長からボトックス注射の練習を指示され、同僚の医師と互いにふくらはぎに注射を打ち合うことになったのです。

元勤務医のS氏元勤務医のS氏

美容医療業界の光と影

TCB(東京中央美容外科)は、電車内広告などで目にすることも多い、業界大手の美容クリニックです。湘南美容クリニックに次ぐ規模を誇り、全国に100院以上を展開しています。しかし、その急成長の裏では、患者への高額契約トラブルや不祥事が報じられています。美容ライターのK氏によると、「個室に閉じ込めて高額契約を迫るなどの悪質な事例が報告されており、ネット上でもトラブルの声が見られます」とのことです。

ふくらはぎボトックスの危険性

ボトックス注射は、筋肉を弛緩させる薬剤で、眉間のシワ改善などに用いられます。S氏が受けた「ふくらはぎボトックス」は、足を細くする美脚目的の施術ですが、筋肉が弱まるなどのデメリットも存在します。

S氏は院長から「日常生活で元に戻る」「歩けなくなることはない」と説明を受け、施術を受けました。しかし、その後、歩行困難になるという深刻な後遺症に悩まされることになったのです。

専門家の見解

美容皮膚科医のM先生は、「ボトックス注射は適切な量と部位に注入すれば安全な施術ですが、過剰な注入や不適切な部位への注入は、筋肉の麻痺や歩行困難などの副作用を引き起こす可能性があります。施術を受ける際は、経験豊富な医師に相談し、リスクについて十分な説明を受けることが重要です」と指摘しています。

まとめ:美容医療を受ける際の注意点

今回のS氏のケースは、美容医療を受ける際の注意点について改めて考えさせられるものです。施術を受ける際は、クリニックの評判や医師の経験、リスクの説明などを十分に確認し、慎重に判断することが大切です。安易に施術を受けず、信頼できる医療機関を選ぶようにしましょう。