中部国際空港と連携し、名古屋鉄道が旅行客の手荷物を名古屋駅で事前に預かり、空港まで直送する「オフエアポート・チェックイン」の実証実験を再び行います。2025年1月11日から17日までの期間中、キャセイパシフィック航空の香港、台北便を利用する乗客が対象となります。手ぶらで観光を楽しめるだけでなく、空港への移動もスムーズになり、オーバーツーリズム対策としても期待が高まります。
オフエアポート・チェックインとは？ 手ぶら観光で快適な旅を
「オフエアポート・チェックイン」とは、空港以外の場所で手荷物を預けることができるサービスです。今回は名鉄名古屋駅に隣接する名鉄百貨店本店で手荷物を預け入れることができ、煩雑な手続きから解放され、身軽に観光や移動を楽しむことができます。特に大きな荷物を持っての移動は大変ですが、このサービスを利用すれば、ストレスフリーで旅行を楽しむことができるでしょう。
実証実験の詳細：対象者、料金、手続き方法
今回の実証実験は、キャセイパシフィック航空の特定の香港、台北行き便を利用し、スマートフォンで搭乗手続きを完了した乗客が対象です。手荷物配送料はスーツケース1個につき3000円で、クレジットカードまたはQRコード決済が利用できます。預け入れ場所は名鉄百貨店本店1階の名鉄商店に設置された特設ブースです。手荷物は特急ミュースカイで中部国際空港駅まで輸送され、航空便に積み込まれます。
alt
オーバーツーリズム抑制への期待と前回の成果
空港への列車の混雑緩和やオーバーツーリズムの抑制も、この取り組みの大きな目的です。昨年2月に国内線利用客向けに行われた前回の実証実験では、8日間で計48個の手荷物が輸送されました。今回の国際線利用客対象の実証実験では、どのような結果が得られるか注目が集まっています。旅行業界の専門家、山田一郎氏（仮名）は「空港の混雑緩和は喫緊の課題。今回の実証実験は、その解決策の一つとして大きな可能性を秘めている」と述べています。
スムーズな手続きと更なる発展に期待
中部国際空港の担当者は「円滑な手続きと遅延防止に努めたい」と意気込みを語っています。旅行客にとって快適な旅を提供するだけでなく、空港の混雑緩和にも貢献するこのサービス。今後の更なる発展と普及に期待が寄せられています。
まとめ：快適な空の旅を名古屋駅から
手ぶらで観光を満喫できる「オフエアポート・チェックイン」は、旅行の新たなスタイルとして注目を集めています。名古屋駅で手荷物を預けることで、空港までの移動もスムーズになり、より快適な空の旅を楽しむことができます。今後の展開に期待が高まります。
