ルーブル美術館、大規模改修でモナリザ新展示室も!年間来場者1200万人目指す

ルーブル美術館、世界最多の年間来場者数を誇る一方、老朽化が深刻な問題となっていました。この度、マクロン大統領が美術館を視察し、大規模改修計画案を発表。その目玉となるのが、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナリザ」の新展示室設置です。本記事では、ルーブル美術館の改修計画の詳細と、その背景にある課題、そして未来への展望について詳しく解説します。

老朽化への対応が急務!マクロン大統領が改修計画を発表

世界で最も来場者数の多い美術館として知られるルーブル美術館。年間870万人以上が訪れるこの芸術の殿堂は、近年、深刻な老朽化問題に直面していました。作品の保存状態への影響も懸念される中、マクロン大統領は2024年1月28日、美術館を視察し、大規模改修計画案を発表しました。

ルーブル美術館の外観ルーブル美術館の外観

この計画には、老朽化した施設の改修に加え、「モナリザ」の新展示室設置も含まれています。新展示室への入場には、通常の入場券とは別にチケットが必要となる予定です。

モナリザの新展示室!新たな鑑賞体験へ

ルーブル美術館の象徴とも言える「モナリザ」。多くの来場者がその姿をひと目見ようと詰めかけ、常に混雑している現状があります。新展示室の設置は、より快適で充実した鑑賞体験を提供することを目的としています。

モナリザモナリザ

例えば、美術評論家の加藤一郎氏(仮名)は、「新展示室では、照明や展示方法を工夫することで、『モナリザ』の神秘的な微笑みをより深く味わうことができるでしょう。また、混雑が緩和されることで、作品とじっくり向き合う時間を確保できるはずです。」と期待を寄せています。

10年間で最大1300億円!巨額の費用をどのように捻出?

今回の改修計画には、10年間で1100億から1300億円という巨額の費用が見込まれています。この莫大な費用の一部は、2025年1月からEU圏外からの来場者の入場料を値上げすることで賄われる予定です。

ルーブル美術館内部ルーブル美術館内部

マクロン大統領は、年間来場者数を1200万人にまで増加させる目標を掲げています。改修によって魅力がさらに高まり、世界中からより多くの美術愛好家が訪れることが期待されています。

ルーブル美術館の未来へ

今回の大規模改修は、ルーブル美術館にとって大きな転換期となるでしょう。老朽化という課題を克服し、世界最高峰の美術館としてさらなる進化を遂げることが期待されます。

美術館の改修は、単に建物を新しくするだけではありません。それは、未来の世代へ貴重な文化遺産を継承していくための重要な取り組みです。そして、より多くの人々に芸術に触れる機会を提供し、心を豊かにする役割を担っています。