フジテレビ騒動の中心人物、遠藤龍之介副会長とは?その経歴と父の教え

フジテレビを揺るがす一連の騒動。その渦中の人物の一人、遠藤龍之介副会長について、改めてその経歴や人物像に迫ります。芥川賞作家・遠藤周作氏を父に持つ遠藤副会長、その生い立ちや発言から見えてくるものとは一体何でしょうか?

作家・遠藤周作を父に持つ遠藤龍之介氏の経歴

遠藤龍之介氏は、日本を代表する文豪、遠藤周作氏の長男として生まれました。1981年に読売テレビに入社後、フジテレビに移籍。数々の番組制作に携わり、出世街道を駆け上がりました。2019年にはフジテレビ副会長に就任。その輝かしい経歴の裏には、偉大な父の教えがあったと言われています。

遠藤龍之介副会長の記者会見の様子遠藤龍之介副会長の記者会見の様子

父・遠藤周作氏の教え

長崎市公式YouTubeチャンネルに公開されている動画で、遠藤龍之介氏は父・周作氏から受けた教えについて語っています。「嘘をつくな」「卑怯なことをするな」「弱い人に寄り添え」という3つの教えは、幼い頃から厳しく守らされていたとのこと。これらの教えは、遠藤氏の仕事や人生にどのような影響を与えたのでしょうか。

コネ入社疑惑と現実

テレビ業界では、コネ入社が横行しているという噂は長らく囁かれてきました。遠藤龍之介氏についても、偉大な父を持つが故に、コネ入社ではないかという声も上がっています。一方で、辛坊治郎氏の発言によれば、1980年代頃からテレビ業界のコネ入社は是正され始め、定期採用枠が設けられたとのこと。遠藤氏の入社時期は1981年であることから、この変化の過渡期にあたります。真実は定かではありませんが、当時のテレビ業界の状況を鑑みると、様々な憶測が生まれるのも無理はありません。

中居正広氏騒動での発言と訂正

中居正広氏の女性トラブルに関する記者会見において、遠藤龍之介副会長は「中居氏は同意があったと思っていた」という趣旨の発言をし、その後訂正するという一幕がありました。この発言の真意、そして訂正の背景には何があったのか。様々な憶測が飛び交い、メディアや世間を騒がせました。

中居正広氏とFRIDAYの記事中居正広氏とFRIDAYの記事

“強い者”に寄り添う?

元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏は、遠藤副会長を含む現経営陣を「日枝久取締役相談役のイエスマン」と批判。現場の声を無視し、上層部の意向ばかりを汲み取っているという指摘もされています。もしこれが事実であれば、「弱い人に寄り添え」という父の教えとは真逆の行動と言えるかもしれません。

矛盾する言動と今後のフジテレビ

遠藤龍之介副会長の言動には、父からの教えと矛盾する部分が見られます。偉大な父の教えを胸に、テレビ業界でキャリアを積んできた遠藤氏。しかし、今回の騒動を通して、その信念は揺らいでいるのかもしれません。今後のフジテレビ、そして遠藤氏自身の動向に注目が集まります。