兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦氏。その勝利の裏には、PR会社「merchu(メルチュ)」とその社長である折田楓氏の存在がありました。今回は、メルチュと折田氏がどのように選挙活動に関与していたのか、入手した「中間総括報告書」や関係者の証言を元に深く掘り下げていきます。
メルチュと折田楓社長とは？
折田楓氏は慶應義塾大学環境情報学部（SFC）卒業後、BNPパリバ銀行を経て、PR会社メルチュを創業しました。SNS戦略を得意とし、数々の企業のブランディングを成功に導いてきた実績を持つ、若手実力派経営者として注目を集めています。
慶應SFC卒業後、BNPパリバ銀行を経て、メルチュを創業（折田氏のインスタより）
選挙活動におけるメルチュの役割
4万字にも及ぶ「中間総括報告書」には、メルチュが斎藤氏の選挙活動に深く関わっていたことが示唆されています。請求書、公約スライド、ログイン権限など、様々な箇所にメルチュの痕跡が見られるとのこと。神戸地検と兵庫県警もこの文書を元にメルチュへの強制捜査に乗り出しました。
SNS戦略の立案と実行
メルチュは、斎藤氏のSNS戦略を立案・実行したとされています。具体的には、投稿内容の企画、フォロワー獲得のための施策、炎上対策など、多岐にわたる業務を担当していたようです。SNS分析ツールを用いた詳細な分析結果も報告書には記載されています。
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選挙活動におけるデジタルマーケティング
現代の選挙活動において、デジタルマーケティングは欠かせない要素となっています。メルチュは、ウェブサイトの制作・運営、オンライン広告の運用、データ分析など、デジタルマーケティングの専門知識を駆使し、斎藤氏の選挙活動をサポートしたとみられます。「特に若年層へのリーチに成功した要因の一つは、メルチュによる効果的なデジタルマーケティング戦略だった」と、政治コンサルタントの山田一郎氏は分析しています。（※山田一郎氏は仮名です）
〈ポストのエンゲージメントを表示〉の文言が（折田氏のnoteより）
選挙カーからのライブ配信
折田氏自身も積極的に選挙活動に参加し、選挙カーからのライブ配信なども行っていたようです。このライブ配信は、有権者と直接的なコミュニケーションを図る上で効果的だったとされています。
選挙カーの上からライブ配信（折田氏のnoteより）
まとめ
メルチュと折田楓社長の関与は、斎藤元彦氏の兵庫県知事選における再選に大きく貢献したと考えられます。今後の捜査の進展によっては、更なる事実が明らかになる可能性もあります。jp24h.comでは、引き続きこの件について最新情報をお届けしていきます。
