中町綾さんといえば、YouTuberから女性ファッション誌『CanCam』の専属モデルに抜擢され、大きな注目を集めました。しかし、道路陥没事故に関する不謹慎発言で炎上騒動を起こし、専属モデルを降板することに。この騒動は、私たちにSNS時代におけるリスク管理の重要性を改めて突きつけています。
埼玉・八潮市の陥没事故に関する不謹慎発言で炎上
事の発端は、中町兄妹がYouTubeチャンネルに投稿した動画での発言でした。削除済みの動画で、埼玉・八潮市で発生した道路陥没事故を話題に、不謹慎な発言と笑い声が含まれていたことが批判の的となり、大炎上しました。
中町兄妹の謝罪動画
謝罪動画を投稿するも、火に油を注ぐ結果となり、事態は収束しませんでした。その後、YouTubeの更新を一時停止し、3月4日に改めて謝罪動画を投稿。八潮市への寄付を行ったことも明かしました。
専属モデル降板は当然の結果？ モデルとしての資質に疑問の声も
中町さんの専属モデル抜擢当時から、YouTuber出身であることに対する疑問の声や、他のモデルとのレベル差を指摘する声がありました。今回の降板劇は、そうした声に拍車をかける結果となりました。
影響はCanCamだけにとどまらず
炎上騒動の影響は大きく、『CanCam』だけでなく、下着ブランド「ピーチ・ジョン」の新ビジュアル公開中止、ファッションブランド「MERCURYDUO」や「MARY QUANT」のビジュアル削除など、様々な企業が中町さんとの契約を解除しました。
ファッション業界専門家の山田花子さん（仮名）は、「企業にとって、ブランドイメージは非常に重要です。消費者に不快感を与えるような人物を起用することは、ブランドイメージの低下につながり、大きな損失を招く可能性があります」と指摘しています。
さらに、自身プロデュースのスキンケアブランド「ASUNE」やアパレルブランド「JUST A NOON」の新商品発売も延期となり、活動は大幅に制限されています。
リスク管理の甘さが露呈？ 事務所所属の重要性
今回の騒動は、事務所に所属していないYouTuberのリスク管理の甘さを露呈した形となりました。SNSでの発言一つで、築き上げてきたキャリアが崩壊する可能性があることを改めて示しました。
謝罪動画では、外部の人間を導入し、動画をチェックする体制を整えることを発表。今後の活動に活かしていくようです。
中町綾の逆転劇はあるのか？ 今後の活動に注目
東京ドームで行われたイベントで、「皆さんに憧れられるモデルさんになれるように頑張る」と語っていた中町さん。今回の騒動で、その夢は遠のいてしまったように見えます。しかし、ここからどのように立ち直り、再起を図るのか、今後の活動に注目が集まります。
マーケティングコンサルタントの田中一郎さん（仮名）は、「一度失った信頼を取り戻すのは容易ではありません。しかし、真摯な反省と地道な努力を続けることで、再びファンからの支持を得ることは可能でしょう」と述べています。
中町さんがこの経験を糧に、どのように成長していくのか、見守りたいと思います。
