両陛下、帰国した海外協力隊員らの献身的な活動に感銘

天皇皇后両陛下は7日、皇居・御所で、任期を終えて帰国した青年海外協力隊員やシニア海外協力隊員ら計6名と懇談されました。マレーシア、パラオ、ラオス、アルゼンチンといった多様な国で、日本語教育や障害者支援など、それぞれの専門性を活かした活動に従事してきた隊員たちの話を、両陛下は熱心に耳を傾けられました。

熱心に耳を傾けられる両陛下のお姿

1時間以上にわたる懇談の中で、両陛下は隊員一人ひとりの活動内容や経験談に深い関心を示され、それぞれの国での生活や文化、活動における challenges and rewards について詳しく質問されました。隊員たちは、それぞれの派遣国での経験を熱心に語り、両陛下は時折頷きながら、真剣な表情で耳を傾けていらっしゃいました。

alt 両陛下が海外協力隊員らと懇談されている様子。真剣な表情で隊員たちの話に耳を傾けている。(宮内庁提供)alt 両陛下が海外協力隊員らと懇談されている様子。真剣な表情で隊員たちの話に耳を傾けている。(宮内庁提供)

多岐にわたる協力隊員の活動

今回の懇談に参加した隊員たちは、それぞれの専門分野を活かし、多岐にわたる活動を行ってきました。日本語教育の分野では、現地の学校で日本語教師として活躍し、生徒たちの日本語能力向上に貢献。障害者支援の分野では、現地の施設で支援活動を行い、障害を持つ人々の生活の質の向上に尽力しました。

シニア隊員の貢献

青年海外協力隊員だけでなく、シニア海外協力隊員もまた、豊富な経験と知識を活かし、開発途上国の発展に貢献しています。ラオスやアルゼンチンといった国々で、それぞれの専門性を活かした活動を行い、現地の人々から高い評価を得ています。国際協力機構(JICA)の専門家、山田一郎氏によると、「シニア隊員の活動は、開発途上国における人材育成や技術移転に大きく貢献しており、国際協力の重要な役割を担っている」とのことです。

両陛下の温かいお言葉

懇談の最後に、両陛下は「皆さんの活動は、国際貢献に大きく寄与する大変意義深いものです。それぞれの国で培った経験を活かし、今後も様々な分野で活躍されることを期待しています」と温かい激励の言葉をかけられました。この言葉に、隊員たちは感激し、今後の活動への意欲を新たにしました。

国際協力の未来

今回の両陛下と帰国した協力隊員らとの懇談は、国際協力の重要性を改めて認識する機会となりました。世界には様々な課題を抱える国々が still 存在し、国際社会の協力が不可欠です。今後、より多くの若者が国際協力の分野に参画し、世界平和の実現に貢献していくことが期待されます。